本連載の第4回で、国内導入が急速に拡大している「電子契約サービス」を取り上げ、これを解説した。

 今回は、この「電子契約サービス」との連携にとどまらず、将来的には同サービスを包含する可能性もある「契約ライフサイクル管理」について解説する。

(提供:123RF)

契約ライフサイクル管理とは

 「電子契約サービス」は、電子署名(E-Signature)を使い企業間契約に関わる契約書作成から締結までを管理し支援する製品・サービスである。契約書ファイルの共有から交渉などのやり取りの記録、承認、そしてクラウドストレージへ保管・検索する機能までを対象とする。

 これに対して「契約ライフサイクル管理(CLM:Contract Lifecycle Management)」は、「(顧客からの契約書の発行)依頼」を起点に、「(契約書の)作成」、「交渉(と調整)」、「承認」、「署名」、「履行(状況の管理と追跡)」、「コンプライアンス(の確認)」、「更新(と改定、終了)」まで、契約書に関連して社内外で発生する一連のライフサイクルを対象としている(図1)。

 国内の主な「電子契約サービス」が取引先との電子契約の締結を主な対象としているのに対し、「契約ライフサイクル管理」は契約書に関わる社内でのコミュニケーションや確認・承認プロセスまで、範囲を拡張している。

図1●CLMと電子契約サービス、電子署名の機能カバー範囲
出典:ITR
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