「SalesTech(セールステック)」をタイトルにうたった本連載は、スタートからもうじき1年を迎えようとしている。2019年を振り返ると、SalesTech分野に対する企業の関心が高まり、メディアやセミナーなどでの露出が増えたように感じる。製品・サービスを導入した企業の例を目にする機会も多くなった。

 今回と次回は、2019年11月にITRが実施したSalesTechに関わる調査結果を基に、本連載を総括する。連載の第1回と第2回に掲載した調査結果(2018年6月実施)との比較により、企業のSalesTechに対する意識の変化などを明らかにしていく。

 調査結果を説明する前に、2018年と2019年の調査の差異について整理しておく。調査タイトルはどちらも「営業力の強化・レベルアップに向けたSalesTech活用ニーズ調査」で、自社が抱える営業活動の課題と営業力強化に向けたIT活用状況などを聞いている。

 ただし2018年は「SFAを導入済み、または導入予定の国内企業」を対象にしていたが、2019年は「導入済みの企業」に限定した。調査対象部門は、2018年は営業、マーケティング、経営企画、業務改革推進までだったが、2019年はそこに情報システム部門を追加した。

SalesTechとセールスイネーブルメントの認知度は上がったか

 まずSalesTechの認知度と利用率を見てみよう(図1)。2018年はSalesTechの認知度を把握する狙いから、回答の選択肢を「詳しい内容も知っている」「概要は知っている」「内容は知らないが言葉は知っている」「聞いたこともない」としていた。2019年は、詳しい内容を知った上で利用に踏み切った企業を知るため、選択肢に「すでに利用している」を追加した。

図1●SalesTechの認知度(および利用率)
出典:ITR「営業力の強化・レベルアップに向けたSalesTech活用ニーズ調査」(2018年6月/2019年11月)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経 xTECH Active会員の登録が必要です

日経xTECH Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。