求められるITエンジニア像が変わりつつある中で、自身のキャリアをどう再考するか――。当然だが、1人ひとりが自ら考え抜かなければならない。

 特徴的なキャリアを選んだ3人のエンジニアを紹介しよう。グーグル・クラウド・ジャパンの浅沼勉氏、三井不動産の矢野竜也氏、ZOZOテクノロジーズの岡大勝氏だ。

自分のキャリアを再考した3人のエンジニア
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「知識が足りない」と危機感

 浅沼勉氏はグーグル・クラウド・ジャパンのカスタマーエンジニア。主な業務は法人営業の担当者と共に、見込み顧客に提案活動をすることだ。Google Cloudの専門家として顧客の課題について技術的な解決策を提案する。「Google Cloudの良さをエンジニアの視点から正しくお客様に伝えるのが今の私のミッション」と浅沼氏は語る。

グーグル・クラウド・ジャパン Google Cloud カスタマーエンジニア 浅沼 勉 氏
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 今でこそクラウドサービスの提案活動に従事する浅沼氏だが、それまでに大きな転機が2回あった。

 浅沼氏のキャリアはITコンサルティング企業のアクセンチュアから始まった。約8年間、同社で勤め上げた中で様々な仕事に従事した。

 最初の約2年間は、顧客向けのJavaアプリの開発や、Javaフレームワークの拡張などを担当した。その後、IT戦略の立案、ITインフラ構築のプロジェクトマネジャーなどを手掛けた。

 このとき、1回目の転機が訪れ、自身のキャリアを再考する。きっかけは、顧客企業の責任者とミーティングしたときのこと。「自分はお客様よりも知識が足りないと感じた」(浅沼氏)。業務知識だけではなく、ITシステムの知識についても足りていないと思ったという。

 それまで、IT戦略を立案したり、システム化を企画したりしてきたが、「1つのシステムの企画から稼働後の機能改善まで、システムのライフサイクル全体を経験していなかった」と浅沼氏は振り返る。

 浅沼氏は「自分の知識不足を補うには、体験しかない」と考えた。こうして、システムのライフサイクル全体を経験するため、ユーザー企業のAGC(当時の社名は旭硝子)に転職した。

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