LANケーブルや光ファイバーケーブルを正しく扱わないと、ループ接続や通信障害、不正アクセスなどのトラブルを引き起こす。ループ接続を未然に防ぐにはケーブルに識別用のラベルを付けるラベリングや、ケーブルを束ねてまとめる整線が重要だ。通信障害や不正アクセスには丁寧なケーブルの取り扱いやセキュリティー対策が効く。通信ケーブルをすっきり整理して、トラブルを未然に防ごう。

 LANケーブルや光ファイバーケーブルが増えてくると、どのケーブルがどのLANスイッチや情報コンセント、パッチパネルにつながっているか分かりにくくなる。これは挿し間違いが生じやすくなる要因の1つだ。

 そこで重要となるのが、「ラベリング」である。ケーブルに番号などの情報を書き込んだラベルを付けることで、ケーブルの配線、ネットワーク構成の変更や障害時の対応での挿し間違いを防ぐ。

便利な「回転ラベル」

 LANケーブルのラベリングでよく使われているのが、「回転ラベル」と呼ばれるタイプの製品だ。ケーブルを巻く形で取り付けるが、ケーブルに貼り付けるわけではなく、自由に回転するチューブ状となっている。このため、ラベルを回したり、前後にスライドさせたりできる。これはラベルの表記を確認するときに便利だ。

回転ラベル(ヘラマンタイトンの製品例)
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 基本的にラベルはLANケーブルのプラグの根元に寄せておく。ただ、ポート密度の高いLANスイッチにたくさんのケーブルを挿すと、ラベルの表記が読みにくい。そこで、ラベルを確認するときに手元に引き寄せるのだ。

細い光ファイバーには旗型ラベル

 光ファイバーケーブルはLANケーブルに比べ、かなり細い。このため、もし回転ラベルのように巻き付けるタイプにすると、面積が狭くなって表記が見えなくなってしまう。そこで光ファイバーケーブルには、旗型のラベルが便利だ。細径の光ファイバーケーブルに取り付けられ、表示面積を広く取れる。

旗型ラベル
(出所:パンドウイットコーポレーション日本支社)
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 2心の光ファイバーケーブルには、まとめて束ねるタイプの識別表示板が利用できる。ケーブルを挟み込んだ後は、仮止め状態にしてから本止め状態にする。仮止め状態ではスライドが可能で、ラベルの貼り付けなどの作業を終えたら移動させて本止め状態にする。

光ファイバーケーブル向けの識別表示板
(出所:ヘラマンタイトン)
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