LANケーブルや光ファイバーケーブルを正しく扱わないと、ループ接続や通信障害、不正アクセスなどのトラブルを引き起こす。ループ接続を未然に防ぐにはケーブルに識別用のラベルを付けるラベリングや、ケーブルを束ねてまとめる整線が重要だ。通信障害や不正アクセスには丁寧なケーブルの取り扱いやセキュリティー対策が効く。通信ケーブルをすっきり整理して、トラブルを未然に防ごう。

 トラブルを減らすLANケーブルの取り扱い方や製作方法、光ファイバーケーブルの手入れのポイントを見ていこう。

 一般のユーザーも関わることで意外な盲点になっているのが、LANケーブルの引き抜き方だ。特に社内での移動に伴って抜き挿しの回数が多くなりがちなノートパソコンで問題になる。多くのユーザーが普段は無造作に引き抜いていると思われるが、実はポイントがある。

 LANケーブルを傷めるダメなやり方として、1つはラッチレバー(いわゆる「爪」)を十分に押し込まずに引っ張るというもの。プラグが引っかかったままケーブルの外被を引っ張るため、プラグから外被が抜けてしまい、プラグの根元で心線がむき出しになる。これは極めて心線が切れやすい状態で、いつ通信できなくなってもおかしくない。

LANケーブルの誤った引き抜き方と正しい引き抜き方
(出所:日本製線)
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 もう1つは、LANケーブルでノートパソコンを持ち上げるような格好で、無理やり引っ張ること。これもプラグから外被が抜ける要因となる。

 こうした事態を避けるためには、きちんとしたやり方でLANケーブルを引き抜く必要がある。ポイントは2つ。まずノートパソコンを手で少し持ち上げる。その上で、ラッチレバーを十分に押し込んでから引き抜く。

 日本製線 開発部 General Managerの浅香芳晴氏によれば、最近のノートパソコンは薄型化が進んでおり、手をきょう体の下に入れにくくなっているという。このため丁寧にLANケーブルを抜き挿ししないユーザーが増えているのだ。

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