IT製品とサービスを提供するベンダーへの評価をユーザー企業の意思決定者に聞く「顧客満足度調査 2019-2020」。今回で24回目となる。全28部門について調査した。以下で「ネットワークサービス(有線型)」と「ネットワークサービス(無線型)」の2部門を紹介する。前者は専用線や広域イーサネットといった有線型のネットワークサービスについて聞いたもの、後者は無線型ネットワークサービスについて聞いたものだ。ただしIoT向けの無線型サービスは別部門として扱っているので除外している。

 「ネットワークサービス(有線型)」は全国で事業を展開する大手通信事業者を抑えて、地域系や新興の通信事業者が上位を占めた。1位のアルテリア・ネットワークスは都市部で独自の光ファイバー網を持つのが特徴。「コスト」や障害対応などの「サポート」、通信速度などに関わる「性能・機能」など、どの項目でも高評価を得た。2位の中部テレコミュニケーションは「コスト」や「サポート」で高評価が目立った。

 3位はインターネットイニシアティブで、回線稼働率や障害回復などの「品質」のスコアが80.2とランクインした企業の中で最も高い評価を獲得し、前回から引き続き品質面での強みを発揮している。

 4位からは大手通信事業者が続く。ソフトバンクが4位、KDDIが5位、NTTコミュニケーションズが6位につけた。ソフトバンクは「コスト」、KDDIは「品質」の評価がそれぞれ高い。

●ネットワークサービス(有線型)
注)ソフトバンクは、旧ソフトバンクモバイル/ソフトバンクテレコム/ワイモバイル/ウィルコム/イー・アクセス
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 「ネットワークサービス(無線型)」はソフトバンクが部門初の首位に輝いた。「コスト」の評価が高く、スコアは70.9と全社平均を2.6ポイント上回った。この部門は法人向けVPN(仮想私設網)の無線アクセス回線のほか、ノートPCの無線回線など法人向けサービスを幅広く対象にしている。ソフトバンクは中小企業の回答が相対的に多かった。

●ネットワークサービス(無線型)
注)ソフトバンクは、旧ソフトバンクモバイル/ソフトバンクテレコム/ワイモバイル/ウィルコム/イー・アクセス
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