ノートPCやスマホなどのネット接続に欠かせないWi-Fi(無線LAN)。その技術は着々と進化し、新しい規格が登場している。今回は、こうしたWi-Fi規格の最新動向を紹介する。

 Wi-Fi規格はIEEE 802.11(無印などと呼ぶこともある)に始まり、後からより高速な802.11b/g/a/n/acが追加されていった。現在最もよく使われているのは、2014年に正式認定されたIEEE 802.11acである。

 新規格はしばらくお目見えしていないが、次世代規格であるIEEE 802.11axの登場が控えている。現在は技術仕様案(ドラフト)がまとめられ、現在はその技術案の確定作業が進行中だ。何事もなければ、このまま2020年6月に規格として正式に認定される予定である。

 既にIEEE 802.11axのドラフトを基に設計され、「IEEE 802.11axドラフト版対応」をうたうWi-Fi製品が各社から発売されている。日本では2018年から出始めており、最近製品数が増えてきている。

IEEE 802.11axのドラフト版に対応するWi-Fi機器が各社から続々と発表されている。写真はエレコムが2019年秋に発売予定の「WRC-X3000GS」
(出所:エレコム)
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 さらに2018年、Wi-Fi規格として言う場合の呼称変更が発表された。IEEE 802.11axからは、無線LANの規格の世代を基にしたブランド名が付けられる。IEEE 802.11axは、Wi-Fi規格が誕生してから6世代目の規格なので「Wi-Fi 6(Wi-Fi CERTIFIED 6)」となる。

 過去の規格も、3世代まで遡って同じ命名ルールに従って呼ばれることになる。5世代目のIEEE 802.11acは「Wi-Fi 5」、4世代目のIEEE 802.11nは「Wi-Fi 4」と呼ぶ。これらのブランド名はWi-Fi 6の対応機器が増えるにつれてパッケージや製品仕様などに記載されるので、今後目にする機会が増えるだろう。

IEEE 802.11axは「Wi-Fi 6」という名称を使う。画面はWi-Fi AllianceのWebサイト
(出所:Wi-Fi Alliance)
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