無線の技術基準を満たしている

【技適マーク】
  • 意味
    電波法に基づく技術基準適合証明(技適)の認証を取得
  • マークが付く主な機器
    無線LANアクセスポイントやノートパソコン、スマートフォン、ワイヤレスキーボードなど電波を発する機器

 技適マークとは、電波法に定めた技術基準に適合した「技術基準適合証明(技適)」の認証を取得した製品に付いている。技適は総務省が管轄する無線機器の技術認証。総務大臣の登録を受けた登録証明機関が審査する。

 国内で利用する無線機器は原則、技適の認証を取得して技適マークを表示しなければならないことになっている。このため、国内での使用を前提とした無線LANアクセスポイントや、無線LAN付きのノートパソコン、スマートフォンなどには技適マークが付いている。

 技適マークのない無線機器を国内で使用すると、電波法違反として罰せられる恐れがある。並行輸入された製品など、国内でも技適マークが付いていないスマホや無線LAN機器が販売されていることがあり、注意が必要だ。

外見からは分からない場合も

 技適マークは、製品本体の目に付く場所にあるとは限らない。例えばノートパソコンは、無線LANの制御チップが載ったサブ基板に技適マークが印刷されていることがある。きょう体を開けないと技適マークを確認できない。

 電波法では、説明書やパッケージに記載するだけでもよいとしている。技適マークが見つからない場合は、説明書などを確認しよう。

 さらに2010年以降は、スマホのディスプレーに技適マークを表示するといった電磁的な表示が認められた。米アップルのiPhoneの場合、設定画面から「一般」-「情報」-「法律に基づく情報」-「認証」をクリックすると、技適マークが表示される。

iPhoneの技適マーク
同じ画面に米国やEUの技適マークに相当するマークが表示される。
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米国やEUの“技適マーク”

 iPhoneで技適マークを表示する画面には、「FCCロゴ」や「CEマーク」も表示される。

 FCCは、通信や電波を管理する米国の政府機関である連邦通信委員会のこと。FCCロゴはFCCの技術認証を取得した機器に付けられる。日本の技適マークに相当する。

 一方のCEマークは、欧州(EU)の法律に適合した製品を示す。対象となる製品は無線機器に限らない。無線を使用しない一般的な機器や玩具などにも付いている。製品のジャンルごとに技術基準が定められている。

 2016年の電波法改正では、技適マークのないスマホでも海外の通信事業者のSIMを使った国際ローミングで利用することを許可した。また、外国人が日本に一時滞在するときなど90日以内であれば、FCCロゴかECマークが付いて無線LAN技術の標準化団体Wi-Fiアライアンスの「Wi-Fi CERTIFIED」の認証を受けたスマホなら、技適マークがなくても無線LANを利用できるとしている。