有害物質が基準値以下

【RoHS指令】
  • 意味
    10種類の有害物質が基準値以下
  • マークが付く主な機器
    パソコンやネットワーク機器、プリンターなど

 「RoHS」のマークは、特定の有害物質が基準値以下の製品に付けられるマークである。欧州連合(EU)で2003年にWEEE指令と同時に出されたRoHS指令に基づく。

 RoHS指令の目的は、リサイクルを容易にしたり、埋め立て処分の際に環境汚染を抑えたりするためだ。リサイクル費用を前払いさせるWEEE指令と併せて施行したのは、リサイクルをより推進させるためだと思われる。

 日本のJ-Mossグリーンマークでは、リサイクル時に管理が必要な化学物質として6種類を指定しているが、RoHS指令はその6種類を含む10種類の化学物質を有害物質として指定している。

 指定された有害物質は、(1)鉛、(2)水銀、(3)カドミウム、(4)六価クロム化合物、(5)ポリブロモビフェニル(PBB)、(6)ポリブロモジフェニルエーテル(PBDE)、(7)フタル酸ジ(2-エチルへキシル)(DEHP)、(8)フタル酸ブチルベンジル(BBP)、(9)フタル酸ジ-n-ブチル(DBP)、(10)フタル酸ジイソブチル(DIBP)の10種類。基準は、カドミウムが重量比で0.01%以下、そのほかの物質は0.1%以下としている。

 RoHS指令では、EUで販売される製品にその順守を義務付けている。なお、日本だけで販売されるIT機器でも日本のJ-Mossグリーンマークより基準が厳しくなっているRoHSマークを付けて、「環境に優しい」点をアピールしていることがある。