日経クロステック Activeが提供する「Active一括提案依頼サービス」は、DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタルによる変革)と、それに伴うITモダナイゼーション(情報システムの近代化)に関するシステム開発やクラウド導入を支援するためのマッチングサービスです。

 簡単なアンケートに答えるだけで、DX&ITモダナイゼーションの分野で専門性を持つ各ITベンダーから、あなたの会社にぴったりなシステム開発やクラウド導入の提案を受けられます。料金は無料。DX&ITモダナイゼーションの方針や具体的なプランを立てたい、発注先を手軽に探したい、相見積もりで現在の計画やコストの妥当性を評価したい、といった用途にご活用いただけます。

本サービスの3つのメリット

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1.発注先をすぐに探せる

 DXやITモダナイゼーションを実践する際、どのITベンダーに相談したらよいか悩む場合が多いでしょう。Active一括提案依頼サービスは、DX&ITモダナイゼーションの分野で高い専門性と豊富な開発実績を持つITベンダーが常に複数社待機しており、あなたからの提案依頼をお待ちしています。

 ベンダー探しは多くの場合、手間や時間がかかるものです。Active一括提案依頼サービスは、このベンダー探しの負担軽減をはじめ、相見積もりにも最適です。業界でも名の知れたITベンダーが数多く参加しており、ベストなパートナーに出会えるチャンスが格段に広がります。

 特にCOBOLシステムをはじめとるすメインフレームやオフコンの刷新、老朽化したハードウエアやOS、データベースのリプレース、既存システムのクラウドサービスへの移行などに強みを持つITベンダーが多く参加しています。COBOLシステムの刷新を諦めていた、これ以上塩漬けシステムにしたくない、といったニーズにお応えします。

2.ぴったりな提案をもらえる

 Active一括提案依頼サービスでは、専門性を持つ編集部と有識者の視点から、DX&ITモダナイゼーションに焦点を当てた専用のアンケートページを作成しました。このアンケートによって、DX&ITモダナイゼーションに関する提案を依頼できます。

 各ITベンダーにはそれぞれ専門領域があり、DX&ITモダナイゼーションに関する多面的な提案を同時に受け取れます。その結果、複数の提案を効率的に収集・比較できるようになり、あなたの会社にぴったりなソリューションを見つけやすくなります。

 DXやITモダナイゼーションの実践に当たり、まだ具体的なシステム開発やクラウド導入などの方針が決まっていないケースもあるでしょう。そうした構想段階でも結構です。Active一括提案依頼サービスは、現在の課題や要望に基づいて最適なDX&ITモダナイゼーションのプランを提案します。構想段階で今後の方向性を確認したい、新たな気づきを得たいという場合にもお使いいただけるサービスです。

3.詳しい説明は一切不要

 各ITベンダーにDX&ITモダナイゼーションに関連するシステム開発やクラウド導入の提案を依頼する場合、通常はRFI(情報依頼書)やRFP(提案依頼書)を作成します。しかし、まだ構想段階であったり、そもそも時間や経験が足りなかったりすると、こうした依頼書を用意する負担は小さくありません。

 Active一括提案依頼サービスは、10項目の簡単なアンケートに答えるだけで、DX&ITモダナイゼーションに関する提案をまとめて各ITベンダーに依頼できます。料金は無料。外部の高度な知見やスキルを早期に取り込む際に気軽にご活用いただけます。

一括提案依頼は簡単3ステップ

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 具体的な一括提案依頼は簡単な3ステップで行えます。まずリンク先からアンケートページにアクセス。次にアンケートページの項目を記入し送信します。あとは各ITベンダーからの提案や見積もりを待つだけ。まだ提案をもらうのは早いという場合はまず相談を依頼したり、具体的なベンダー選定に入っている場合は提案コンペへの参加を依頼したりすることも可能です。

「DX&ITモダナイゼーション」にフォーカス

 Active一括提案依頼サービスは、DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタルによる変革)と、それに伴うITモダナイゼーション(情報システムの近代化)にフォーカスしています。世界中で今、ビジネスのデジタル化、つまりDXが急速に進んでいるからです。具体的には、DX&ITモダナイゼーションに関するシステム開発やクラウド導入などが対象です。

 デジタル化を進める上では、変革すべき既存ビジネスの中核を成す、旧来の情報システムをまずは近代化しなければなりません。特にクラウドやAIの活用は必須と言えます。しかし、その道のりはとても険しいものです。規模が大きくなった既存システムの改修には手間やコストがかかるほか、現場での人員・スキル不足もあるでしょう。その中でCOBOLなど古いプログラミング言語の移植やサポート終了間近の業務パッケージの移行、高額な運用保守費用がかかるデータベースの刷新、最新のクラウドサービスの導入――などをどのように進めるか、苦悩するのは当然です。抵抗勢力も社内外に少なからずいます。

 Active一括提案依頼サービスは、こうした課題を解決するためのDX&ITモダナイゼーションに関するシステム開発やクラウド導入のノウハウを持つITベンダーが参加しており、あなたの会社の悩みや課題に寄り添います。

 では、DXおよびITモダナイゼーションとはそもそも何なのでしょうか。両者はどんな関係にあるのでしょうか。以下で詳しく説明します。

1.DXに不可欠なITモダナイゼーションとは?

 国内で「ITモダナイゼーション」という言葉が広まったのは、2008年ごろです。主にメインフレームを刷新し、時代に合った機能・非機能や最新技術を取り込んで最適化するシステム開発技法として、当時の日本IBMが提唱しました。その後、日本HP(当時)や日本ユニシス、NECや富士通、日立製作所、アクセンチュアなど多くの大手ITベンダーが専門組織を作り、ITモダナイゼーションを手掛けるようになりました。

 ITモダナイゼーションをいわゆる「バズワード」と見る人がいますが、決してそうではありません。なぜならITモダナイゼーションには、具体的な手法が確立されているからです。各ITベンダーによって提供される手法こそ差はありますが、主なITモダナイゼーション手法には以下のようなアプローチがあります。いずれも「リ〇〇〇」という名がが付けられています。

主要なITモダナイゼーション手法
手法説明
リライト既存のコードを他のプログラミング言語に書き換える
リホストサーバーやストレージ、ネットワーク、OS、ミドルウエアを刷新する
リインターフェース画面や帳票などインターフェースを改善する
リファクター既存のコードを改善して性能や保守性、セキュリティーレベルを高める
リプレース既存システムをパッケージソフトやクラウドサービスに移行する
リビルド業務仕様を見直して既存システムを再構築する

2.レガシーマイグレーションとは何が違うのか?

 ITモダナイゼーションとよく似た言葉に「レガシーマイグレーション(レガマイ)」があります。ITモダナイゼーションとレガシーマイグレーションの違いは何でしょうか。

 レガシーマイグレーションは一般に、老朽化したメインフレームやオフコン(レガシーシステム)の代替となるオープン系の基幹ンシステムを構築し、そこに業務や各種データを移行する言葉として用いられます。これに対してITモダナイゼーションの概念は、もっと広いのが特徴です。

 例えばITモダナイゼーションでは、コードの設計改善(リファクタリング)や、ユーザーインタフェース(UI)のモバイル対応(リインターフェース)など、レガシーシステムの再構築を伴わない場合もあります。つまりITモダナイゼーションはレガシーマイグレーションを包含しているわけです。レガシーマイグレーションはITモダナイゼーションの「リビルド」や「リプレース」に相当すると考えればよいでしょう。最近ではオンプレミス(自社所有)のオープンシステムよりも、クラウドサービスの利用が主流になりつつあります。

3.なぜ今「DX&ITモダナイゼーション」なのか?

 十数年前からあった「ITモダナイゼーション」という言葉が、今なぜ改めて注目されているのでしょうか。それは「DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタルによる変革)」の存在が極めて大きいと言えるでしょう。

 DXとは、人々の生活をより豊かなものに変革するために、デジタル技術を使って新しいビジネスモデルや新サービスを創出することです。経済産業省が2018年9月に発表した「DXレポート」で一躍脚光を浴びるようになりました。

 このDXレポートが衝撃を与えたのは「2025年の崖」というインパクトのある言葉で警鐘を鳴らしたからです。誕生から60年を経たプログラミング言語のCOBOLを使った基幹システムがいまだに企業内に数多く存在し、それがDXの推進を阻むというものです。

 DXレポートでは、2025年までにこの老朽化した基幹システムを刷新できなければ、デジタル化の推進、つまりDXは実現できず、結果「崖」に落ちるとしています。とはいえ、老朽化した基幹システムの刷新はいまだに進んでいないのが実情です。

 つまり多くの企業が今取り組むべきは、DXの推進に伴う旧来の基幹システムの刷新です。それを実現する手法こそが、すなわち「ITモダナイゼーション」というわけです。DXとITモダナイゼーションは切っても切れない関係にあります。「ITモダナイゼーションなくしてDXなし」と言っても過言ではありません。

4.世界3大クラウドがITモダナイゼーションを後押し

 ITモダナイゼーションが注目される理由は他にもあります。十数年前と大きく違う、技術の進歩です。具体的にはクラウドとモバイル、マイクロサービスの台頭がITモダナイゼーションを後押ししています。

 クラウドについては、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)という世界3大クラウドが広く使われるようになりました。これにより、老朽化したシステムの新たなプラットフォームとしてクラウドを選択するのも当たり前になりました。

 最近ではCOBOLシステムをAWS上で稼働させるソリューションもITベンダーから提供されています。こうしたITモダナイゼーションは「リホスト」や「リプレース」などと呼ばれています。情報システムのいわゆる「下回り」を近代化することで、性能や拡張性を高めながら、運用保守の手間やコストを同時に下げるという方法です。

5.基幹システムのモバイル対応が急務

 スマホやタブレットなど、クライアント端末が多様化したのも最近のトピックです。モバイル化の流れはこの十年で大きく進展しました。BtoCのシステムだけでなく、BtoBや基幹系のシステムでもモバイル対応が急務になっています。

 ところが旧来の情報システムは、モバイル端末からのアクセスを想定しておらず、せっかく第一線の現場にモバイル端末を導入しても、ビジネスに直結する基幹システムの重要データにアクセスできないという問題に直面しました。

 こうした問題を解消するのが、ITモダナイゼーションの「リインターフェース」や「ラッピング」と呼ぶ手法です。例えば基幹システムのコアの部分はそのままにしながら、外部インターフェースとなるAPIを用意。一方でモバイル端末からアクセス可能な中継システムをクラウド上に構築します。これにより、各種モバイル端末や外部システムから販売や在庫、顧客データといった基幹システムの重要データにアクセスできるようになります。つまり時間とコストをかけて基幹システムを再構築しなくても、時代に合った近代化は可能なわけです。

6.マイクロサービスを機に基幹システムを解体

 高度なITモダナイゼーションとしては、業務プロセスやシステム全体のアーキテクチャーを見直す「リビルド」があります。1990年代から2000年代にかけて広がったレガシーマイグレーションがその代表です。

 当時は老朽化したメインフレームやオフコンをオープンシステムに移行する、つまりプログラミング言語やプラットフォームを近代化することに主眼が置かれていました。しかし今は、システム全体、特にアプリケーションのアーキテクチャーを刷新するのが特徴です。

 具体的には、モノリシック(一枚岩)の基幹システムをアプリケーションの機能(サービス)単位で分割し、疎結合のアーキテクチャーを構築します。このサービスこそが、すなわち「マイクロサービス」です。マイクロサービスはスピードと柔軟性が求められるDXには不可欠だとされています。一方で、手間やコストがかかることから、一筋縄にはいかないのも事実です。

7.会社の実情に合ったITモダナイゼーションが大事

 このように、DXにはITモダナイゼーションによるシステム開発やクラウド導入が不可欠です。一方で、ITモダナイゼーションにはそれぞれの会社の悩みや課題に合ったアプローチが必要です。

 大事なのは、各企業の悩みや課題があくまで起点だという点です。悩みや課題によって、具体的なDX&ITモダナイゼーションによるシステム開発やクラウド導入のアプローチが変わってくるからです。

 システム開発やクルド導入には手間とコストがかかります。そのためそれぞれの会社に即したDX&ITモダナイゼーションの「ロードマップ」を描くことが大切です。Active一括提案依頼サービスは、そんなロードマップを一緒に描きながら、DX&ITモダナイゼーションの成功をしっかりとサポートします。