freee株式会社でマーケティングを担当している中東(なかひがし)と申します。よろしくお願いいたします。以前、日経 xTECH Active(当時はITpro Active)に何度か原稿を寄稿した経験があります。

 今回始まった連載では、マーケティング組織のマネジメントについて語っていきたいと考えています。

(提供:123RF)

 ちまたにはマーケティングに関するさまざまなフレームワークやツール、思考法などがあり、これらを発信している諸先輩方も多くいらっしゃいます。しかし、「マーケティング組織のリーダーが何をすべきか」については、具体的な情報が少ないと感じていました。

 マーケティング組織のリーダーがなすべきこと、それは他の組織のリーダーと同じく、「事業推進の一翼を担い」、その上で「事業目標の達成にマーケティングで貢献する組織を作ること」となります。実際のマーケティング活動が事業目標の達成と連動することが最も重要です。

 本連載ではそうした目標設定から実際の組織運営まで、以下の内容を説明していきます。

  • まず何をすべきか?どこから手を付けるべきか?
  • BtoBマーケティング組織が提供すべき機能
  • 組織活動のチェックモデル
  • チェンジマネジメント
  • 人の採用と育成
  • 他部門や上位組織との連携
  • ABM(アカウントベースドマーケティング)の実装
  • インターナルマーケティング

組織の「目標の共有」と「分業と調整」を考える

 連載のスタートとなる今回は、「まず何をすべきか?どこから手を付けるべきか?」について話していきます。言い換えるなら「マーケティング組織のリーダーが最初にやること」です。

 組織の新設や異動、または転職などにより、あなたがマーケティング部門のリーダーポジションに就いたとしましょう。マーケティング組織のリーダーとしては何をすべきなのでしょうか?

 その質問に答える前に、あなたがこれからマネジャーとして率いる「組織」についてきちんと定義したいと思います。Wikipediaの「組織(社会科学)」には、組織には【共通の目標】と【分業と調整のメカニズム】という特徴があると書いてあります。

 この考え方に従って、「目標の共有」と「分業と調整」について、私なりの指針を示していきましょう。

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