「あなたが『マーケティング組織のマネジメント』を任されたなら」と題した本連載も、12回目を迎えました。今回はマーケティング組織を運営する上で重要なポイントとなる、人材戦略について考えます。その主軸となるのは、人材の採用と育成です。

(出所:123RF)

デジタル人材の観点から見たBtoBマーケティング

 本連載をご覧の皆さんも感じられていると思いますが、BtoBに限らず、あらゆるマーケティング分野で、デジタル化が当たり前になりました。デジタルを考慮しないマーケティングは、もう成り立たなくなったといっていいでしょう。

 BtoBでもその傾向が急速に進みました。Web解析やマーケティングオートメーション(MA)といったツールから、ディスプレー広告の買い付けやWebセミナー、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)まで、デジタルを切り離してマーケティングを考えることは非常に難しくなりました。

 さらに、2020年に顕在化した新型コロナウイルスの感染拡大により、企業活動は世界レベルで大きな変容を求められました。顧客との接点でいえば、対面営業のチャンスは大きく狭まり、リモートワークの拡大により従来あった電話によるコミュニケーションも難しさを増しています。

 このような環境変化を踏まえ、技術を採り入れて「当事者として自社を”デジタル前提企業”に革新する人材」の重要性が高まっています。その一方で、高度なデジタル人材はマーケットの需要に対して大幅に不足しています。

 こうした人材のギャップを埋めるにはどうすべきでしょうか。筆者は過去の経験から、以下の3つの手段があると考えています。

  1. 外部から高度なデジタル人材を採用する
  2. 社内で人材を育成する
  3. 外部から将来性を見込んで採用する

 それぞれを具体的に見ていきましょう。

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