今回も前回に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大後のBtoBマーケティングについて話をします。今回のテーマは、B2Bマーケティングの「ストーリーテリング」、つまり「顧客が自社の商材を必要と考える主張や理念を整理し、これを社会的に認知させること」です。

(出所:123RF)

 新型コロナウイルスの感染拡大は、企業活動に大きなインパクトを与えました。緊急事態宣言は2020年5月25日に解除されましたが、景気の先行きは、これまでにない悪化が懸念されています。

 内閣府が5月13日に公表した「景気ウォッチャー調査(令和2年4月調査)」によると、2~3カ月後の景気の良しあしを判断する「景気の先行き判断指数(DI、季節調整値)」は、リーマンショックや東日本大震災当時を下回る数値となりました(図1)。

図1●景気ウォッチャー調査(令和2年4月調査)の景気先行き判断DI(季節調整値)のグラフ(内閣府、2020年5月13日公開)
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 緊急事態宣言に伴って業務自粛の対象となった企業や、グローバルでサプライチェーンを構築している企業、さらにはそれら企業と取引をしている企業などに、先行き不透明感が広がっています。景気後退によって、コストの削減や事業のリストラを迫られる企業もあるでしょう。

マーケティング組織のリーダーがすべきこと

 こうした中でマーケティング組織のリーダーは、顧客の変化を推測して、次なる手だてを講じなくてはなりません。真っ先にやるべきは、自社の製品・サービスについて、顧客にとっての「購買必然性」と顧客に向けたストーリーテリングを考え、これをチームのメンバーと共有することです。

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