Q. 契約SE(有期雇用)として数年勤務しています。現在アサインされているプロジェクトも来月で終了、以降は保守メンバーだけが残るようです。課長から飲み会や雑談時に「本プロジェクト終了後も契約更新したい、グループで抱えるから」と言われていたので、再就職活動をしていません。ところが最近になって急に、契約更新は難しいとのこと。期待だけさせておいて、くやしいです。

 現場の課長から普段の会話中に「契約を更新する」と言われていたのに、その話は目前で無くなった、という類似の相談がよくあります。一方、課長側からは「『たぶん契約更新』と表現していた、たぶん=不確定だ」と言い訳された事案もありました。「たぶん」などの枕ことばに関係なく、当事者からみれば契約更新という言葉しか鮮明に記憶していないでしょう。

 雇い止めトラブルに発展すると、上位の部門長や事業部長が「現場の課長に更新判断の権限はない」と発言することもあります。そのような発言は、自社の課長を「名ばかり管理職」だと認めていることになります。そもそも課長は管理監督者という扱いの身分定義です。契約社員は、その課長から「契約更新」と言われれば期待して当然です。

期待させる発言はトラブルにも

 プロジェクトチーム内では正社員や契約社員、派遣社員が一緒におり、同僚として付き合っています。普段の会話の中で、契約社員に期待させるような発言はトラブルに発展する場合があります。質問のケースでは「グループで抱えるから」という言葉です。他にも「いつまでも、うちで仕事してね」「次回の更新も大丈夫、任せておいて」「継続のつもりでOK」などが考えられます。それで約束が守られなかったら「嘘つき」になります。

 契約社員は管理監督者である課長の「更新する」という言葉に期待しますし、約束が反故(ほご)にされた場合に怒るのは当然です。無責任な一言はよくありません。言った以上は、課長は部長や事業部長を説得して契約更新する責任があります。

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