Q. プログラマーです。製造は得意なので、同僚の遅れた分のフォローまでさせられます。でも評価は同僚と差がなく、メリハリがありません。上司に文句を言っても口論になるだけです。会社に行くのが嫌になり、転職準備のため体調が悪いことにして休暇を取っています。このまま出社しないで退職手続きを済ませたいです。

 はい、出社せずに退職できます。会社と接点を持ちたくないということで、第三者に退職の代行をお願いする人もいるぐらいです。

 ただし退職代行会社は伝言役であり、交渉役までは担えません。伝言ゲームのようになります。会社と相談しながら決めることもあります。そういった交渉までできるのは弁護士になります。

退職の連絡はメールでもよい

 マナーやモラルの話はさておいて、退職する意思表示はメールでもよいのです。メールに限らず、郵送やLINEもあります。電話やファクスはトラブルになる可能性があります。

 ファクスは使う場面が少なくなりました。なにより送信先間違いや送信漏れがないかと不安です。本人が送ったものかもよく分かりません。IT業界では、普段の仕事で使っていないのではないでしょうか。

 質問者は、上司と顔を合わせたくない特別な理由があるようでしたら、上司を介さずに会社の人事部に退職手続きを進めるように申し出てください。会社に行くことなく退職は可能です。

会社が「退職届は書面で」という理由

 現実的には会社から、書面での退職届の提出を求められるはずです。後々トラブルにならないよう書面で確約しておきたい、そういった理由以外にも「退職届」が必要な場面があるからです。

 例えば、退職により雇用保険の資格が喪失します。自己都合退職する社員に渡す離職票の発行手続きで、退職届が必要になってくるのです。

 具体的には、会社は公共職業安定所(ハローワーク)に発行手続きをする際に、退職届を添付します。運用上スムーズに退職を確認するために使われます。このような事情からも、正式な退職届を郵送やPDF形式で送ってほしいと求められるのです。社員は、失業給付を受けるのであれば離職票が必要になります。

 退職届を郵送する際は、「提出日」「宛先」「退職する予定日」「所属」「氏名」「自己都合による退職などの理由」が書かれているかを確認してください。フォーマットは会社にあるはずです。

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