Q. IT企業に勤務するエンジニアです。テレワーク環境は整っています。実家に帰省しており、今週は実家でテレワークするつもりでした。ところが上司より電話があり、翌日に出社するようにと指示がありました。上司は私が実家にいることを知りません。断ったところ上司と口論になり電話を切られました。会社はテレワークを推奨しているので、私は悪くないと思います。

 筆者の顧客先でも、類似の相談があります。旅行先でのテレワークで、出社指示による新幹線や飛行機などの交通費負担に関するトラブル事例もありました。実家に帰っていると上司に伝えることで大目に見てくれたかもしれません。人にもよりますが、現場の上司は意外と融通を利かせてくれるものです。

 テレワーク勤務の場所まで規程などに明記していない会社があります。「場所が限定されていないので自由だ」という言い訳もできそうですが、質問者は、帰省してテレワーク勤務をする予定だということを上司に告げて了解を取っておくべきでした。

勤務場所を限定しているのか確認する

 通常、就業規則に勤務関係のルールを記載しておく必要があります。現実には、テレワーク勤務規程や在宅勤務規程という名称で、就業規則とは別冊にして運用している会社が多いです。

 今回の質問で関係するのは勤務場所や出社指示についてです。テレワーク勤務規程に勤務場所が書かれているのであれば、質問者はそれに従う必要があります。質問者は、まずテレワーク勤務規程を確認してください。勤務場所が自宅限定であるのなら素直に上司に謝りましょう。

 筆者は、顧客企業のテレワーク勤務規程をチェックするときに勤務場所や出社指示の明記があるかを確認しています。例えば「勤務場所は自宅とする」「出社指示があったときは出社しなければならない」というような文言が書かれているかです。記載がなければ、加筆を助言してきました。会社の制度に応じて、勤務場所にサテライトオフィスや近距離内の実家などを追加する場合もあります。

 多くの会社は、社員のテレワーク時の勤務場所を当然のように自宅と想定します。社員はそれを知っておくべきです。

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