転職エージェントに登録すると、自分では考えてもいなかった企業の紹介を受けることがあります。それまで社名を知らなかった企業も含まれているかもしれません。

 薦められるままこうした企業の採用選考に応募して内定が出ると、「本当に転職してよいのか」と迷いが出てきます。自分が当初から志望していた企業でも、いざ転職となると「その会社で自分はやっていけるのか、社風は合うのだろうか」などと不安になることもあるでしょう。

 内定通知をもらってから現在の勤務先に退職願を出すまで、気持ちは揺れるものです。それに区切りをつけるために「サードプレイス」に足を運ぶという方法があります。

企業の普段の雰囲気に触れる

 サードプレイスとは、自宅(ファーストプレイス)や職場(セカンドプレイス)とは異なる第3の居場所です。人には、自宅とも職場とも異なる居心地の良い場所で、ゆったりと議論をしたいという欲求があるそうです。

 日本では、サードプレイスの代表格は居酒屋でした。喫煙者にはタバコ部屋がサードプレイスだという人もいるでしょう。居酒屋やタバコ部屋ではリラックスした状態で本音を話しやすくなります。最近ではこのサードプレイスがカフェやオンラインサロンなどにも広がってきています。

 企業の本当の雰囲気に触れたければ、その企業の周辺にあるサードプレイスに足を運んでみましょう。新型コロナウイルス感染予防にはくれぐれも留意しながら、その会社の周辺で昼食を取ったり、喫茶店で休憩したりしてみてはいかがでしょうか。

 喫煙所も候補になります。さすがにオフィス内にある喫煙所に入るのは困難ですが、周辺に公共の喫煙スペースがあるかもしれません。

 そうした場では、社員の普段の様子を垣間見ることがあります。企業名の入ったセキュリティーカードを首からぶら下げたまま雑談しているグループもあるでしょう。漏れ聞こえてくる会話の様子から、職場の雰囲気が何となくうかがい知れると思います。皆がリラックスして談笑しているようなら、良好な人間関係が築かれている可能性が高まります。

 会社の悪口らしき話が耳に入ってくることもあります。それ自体は珍しくありませんが、度重なるようであれば職場に何らかの問題があるのかもしれません。また機密性の高い情報を大声で話している社員がいれば、その企業のコンプライアンス意識にも疑問符が付きます。

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