履歴書や職務経歴書は転職活動を始めた人が作成するものだと思っている人は多いでしょう。従来はそれでよかったのですが、今後は社会人なら常に用意しておくべきだと筆者は考えています。

 今や、早期退職や企業倒産による解雇などが、いつ自分の身にふりかかっても不思議ではない時代です。つまりいつ履歴書や職務経歴書が必要になるか分かりません。ひとまず作成して、3カ月か半年に1度はアップデートをするとよいでしょう。

 転職活動をしないとしても、生き残るためにどんな能力開発をすべきかを意識して働く必要があります。そのためには今の自分の能力を棚卸しして、これから何を習得すべきかを考えなくてはなりません。

 履歴書や職務経歴書はそのためにも有益です。これらの文書を作成することで自分のスキルを整理し、将来の能力開発を検討する第一歩になるからです。

紙の履歴書はPDFデータにしておこう

 ここからは、履歴書や職務経歴書を書く際のポイントを解説します。最初にお伝えしておきたいのが、紙ではなくデータで保管することです。

 履歴書といえば紙に手書きのイメージがあるかもしれませんが、ネットで直接応募する場合などは転職エージェントにデータで送信することになります。最初からデータで作成するか、手書きで作成した人はスキャンしてPDFデータなどにしておくことをお勧めします。

 これからの転職市場は激戦になるでしょう。目当ての求人があるなら、募集開始と同時に応募するほうが採用担当者にすぐに見てもらうことができます。大したことではないと思うかもしれませんが、ライバルがひしめく中で選考を勝ち抜くにはちょっとしたアクションでもすぐに取れるようにしておくとよいでしょう。

写真は写真館で撮るのがお勧め

 ここからは、中身の作り方に入っていきます。まず証明写真ですが、撮影はしっかり写真館などで撮影することをお勧めします。服装のちょっとした乱れなど自分では気づきにくいポイントも、写真館ならきちんと確認してくれます。

 近ごろは、撮影データの提供が料金に含まれている写真館もあります。そのまま履歴書に添付して送れるケースもありますし、紙で提出する際には自宅のプリンターなどで印刷して貼り付ければ済みます。このときは写真専用の少し厚手の紙を使用します。コピー用紙のような薄い紙に印刷する人がたまにいますが、それは避けましょう。

 自宅で撮影する際には背景に注意してください。背景に家具や電化製品などが映り込んでいる写真は、自分の印象を低下させてしまう危険性があります。背景をブルーで統一するなど、壁紙や撮影の角度などに注意してください。

 連絡先については、自前の携帯番号やメールアドレスを入力します。プライベートのメールアドレスの文字列がオフィシャルな場にはそぐわないと感じる場合は、就職活動用にフルネームを入れたメールアドレスを1つ作成してもよいでしょう。

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