一風変わった小型のアクションカメラが登場した。中国DJIの「DJI Action 2」は、本体底面に接点と強力な磁石を備えており、専用のモジュールやアクセサリーを取り付けられる仕組みを持つ。
本体のサイズは高さ39×幅39×奥行き22.3mmで重量は56g。同社の従来モデル「Osmo Action」や米GoProの「GoPro」シリーズといった一般的なアクションカメラよりも、一回り小さくて軽い。それでいて、4Kかつ毎秒120フレームの高画質で滑らかな動画を撮影できるのが特徴だ。
DJI Action 2は、付属するモジュールやアクセサリーの種類によって、価格の異なる2種類のパッケージが用意されている。安価なほうの「DJI Action 2 Powerコンボ」(税込み直販価格:4万9500円)は、本体の充電と動作時間を延ばす「電源モジュール」と「磁気ストラップ」「磁気ボールアダプターマウント」などが付属。「DJI Action 2 Dual-Screenコンボ」(同6万3800円)は、DJI Action 2 Powerコンボの電源モジュールの代わりに、ディスプレーとバッテリーを備えた「フロントタッチ画面モジュール」や、「磁気ボールジョイント アダプターマウント」などが付属する。今回は後者を試用した。
外装にアルミニウム素材を使っているためか、アクションカメラとしてはかなり質感がよい。本体は防水性・防じん性を備え、屋外の過酷な状況でも使いやすい。水中では深さ10mまでの使用に耐えるという。
背面にタッチ操作可能な画面を備える。画面は高精細で映りは良好だ。各種設定はこのタッチパネルで操作する。タッチパネルの反応はよい。カメラの各種設定や操作は、スマートフォンの専用アプリケーションから遠隔でできるので便利だ。
底面には電気的な接点と磁石を備えており、専用のモジュールやアクセサリーを追加できる。磁石で装着するだけでなく本体の左右に爪状のロック機能があるため、それを解除しない限りモジュールやアクセサリーは外れない。また、モジュールやアクセサリーを逆向きに取り付けようとすると磁石が反発して取り付けられない点は、なかなか親切だと感じた。