春の進学や進級を前にして、子どもに初めてスマートフォンを持たせることを検討する親が多いだろう。塾や部活で帰宅時間が遅くなるため、子どもの安全を守る目的でスマホを持たせたいと考えるケースがある。

 親の悩みの1つはスマホに関する支出だろう。子どもが希望する機種を持たせたいが、最近のスマホは10万円を超える機種も珍しくない。格安機種が充実しているAndroid機でも問題ないか気をもむかもしれない。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3大キャリアだけでなく楽天モバイルや格安SIMを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)なども考えると、どの通信事業者のどんなプランを選べばよいのか分からないという問題もある。

 今回は子どものスマホデビューを考えている親に向けて、支出をできるだけ抑えつつ、子どもを満足させる「基本」のポイントを紹介する。

Android機でも仲間外れにならない

 スマホデビューは低年齢化の傾向がある。スマホデビューを考えている子どもといっても小学生、中学生、高校生で違いがある。実態を見てみよう。

 NTTドコモのモバイル社会研究所が2019年9月に公表した「ケータイ社会白書2019年版」によると、関東1都6県の小学生・中学生の保護者に対する調査で、自分専用のスマホの所有率は小学1年生が3%、小学6年生で22%だ。小学生はどの学年も「従来のケータイ(フィーチャーフォン)」の所有率がスマホより高い。

 中学生になると従来のケータイの所有率は0~7%になり、60%前後がスマホを所有する。高校生についてはNTTドコモの調査は対象に入れていないので、別の調査結果を引用する。モバイル専門マーケティング調査会社のMMD研究所が2016年8月に実施した「高校生のスマートフォン利用実態調査」によると、高校生のスマホ所有率は93.0%。現在はもっと高くなっていると予想される。

Android機(左)とiPhone(右)
画像:鈴木朋子
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 スマホがiPhone(iOS)とAndroid機のどちらであるかに関しては、メディア調査やマーケティング調査を手掛けるビデオリサーチが公表した「性年代別でのOS利用状況」(調査期間は2018年4~6月)を取り上げる。12~19歳の男子はiOSが43.7%、Androidが27.8%とiOSが上回った。「分からない」との回答は13.5%だった。12~19歳の女子はiOSが43.8%、Androidが18.6%とiOSのほうが2倍以上多かった。男子を上回る24.8%がOSについて「分からない」と答えた。

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