コロナ禍を受けて出版社の編集部に座席を持つ筆者も、テレワークが増えた。自宅で作業していると、ノートパソコンより性能が優れるデスクトップパソコンが欲しくなってくる。だが、メーカー各社のデスクトップパソコンを調べると、拡張性に乏しい省スペース型の機種か、見た目が派手で高性能すぎるゲーム用の機種が大半を占めている。その中に欲しいと思える製品は無かった。そこで、自宅で使っている自作のパソコンを改造することにした。

 Windows 7が発売されたのは2009年。2012年にはWindows 8が登場した。2010年前後に、安くて性能に優れる自作パソコンを組み立てた人は少なくないのではないか。当時主流だった米Intel(インテル)の「第2世代Coreシリーズ(開発コードはSandy Bridge)」のCPUを搭載したパソコンでも、Windows 10でのWebページの閲覧やメールのやり取りなら問題ない。パーツ交換のコストや手間を考えて、そのままにしている人も多いようだ。

 筆者はSandy Bridgeの次の世代に当たる、第3世代CoreシリーズのCPU「Core i7-3770K」を8年以上にわたって使ってきた。起動ドライブを高速なSSDに換装し、メモリーを16ギガバイトに増設して、Windows 10を動作させている。

米Intel(インテル)製CPU「Core i7-3770K」のパッケージ。Windows 8が発売された2012年10月に、東京・秋葉原で入手した
(写真:筆者、以下同)
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 しかし動作は快適とはいえない。CPUの性能不足なのか、一眼レフカメラで撮影した4K動画はコマ送りになって、まともに再生できない。YouTubeなどの動画サイトでは画質が落ちることもあった。また、画像を編集するとフィルター処理などの作業でかなり待たされた。動画のエンコードに一晩を費やすことも多かった。ついに我慢できなくなり、自作パソコンの主要パーツを交換し、最新の構成にすることにした。

 2010~2012年ごろの自作パソコンを改造する場合、最低でもCPUとマザーボード、メモリーを交換することになる。CPUのソケット(接続端子)や、メモリーの種類が当時と異なり流用できないからだ。これらを購入すると、最低でも5万円程度(税込み、以下同)は必要だ。搭載するCPUによっては、CPUクーラーやグラフィックスボードも必要になる。また、PCケースや電源ユニット、HDDが流用できない場合は用意する。一方、キーボードやマウス、ディスプレーは流用可能だろう。

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