ガジェットケースなどの商品開発を手がけるドリップ(東京・目黒)のバックパック新商品「FLOORPACK(フロアパック)」が注目を集めている。クラウドファンディングサービスのMakuakeで寄付プロジェクトの開始初日に約3800万円の寄付を集め、初日における同サービスの寄付記録(当時)を更新した。どんな特徴があるのか。話題を呼んだ理由をひもとく。

フロアパックの外観。シンプルなデザインが特徴
フロアパックの外観。シンプルなデザインが特徴
(出所:ドリップ)
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 FLOORPACKの最大の特徴は、バックパックの内部が上下に区切られており、2フロアの収納を持つ点にある。いわば「2階建て」の斬新な構造だ。下の写真の通り、分離したメイン収納それぞれに外部からアクセスできる。

上下の収納が分かれていることで、空間を有効に使える
上下の収納が分かれていることで、空間を有効に使える
(出所:ドリップ)
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上部には上からアクセスできる
上部には上からアクセスできる
(出所:ドリップ)
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下部の収納にもファスナーを開けば直接アクセスできる
下部の収納にもファスナーを開けば直接アクセスできる
(出所:ドリップ)
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 例えば下段にカメラやレンズ、上段に折り畳み傘や財布などと分けて収納し、必要なときにそれぞれのファスナーを開いて取り出すことができる。上下の仕切りは取り外し可能で、大きな荷物を入れる際には1つの大きな収納空間として使用することも可能だ。

 上下に分かれた収納とは別に、背中側に上下通貫の収納を持つ。最大16インチのノートパソコンやノートなどを入れられる。ノートパソコンを常時、持ち歩くエンジニアにとっても使いやすい構造といえる。

ノートパソコン用に背面の別収納が用意されている
ノートパソコン用に背面の別収納が用意されている
(出所:ドリップ)
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 バックパックは一般的にメイン収納が大きく作られており、大きな荷物を入れるには便利だが、細かい複数の荷物を入れると下部にたまり、アクセスしにくいという短所を抱えている。

 収納が細かく仕切られたカメラバッグなどはかつてから存在するが、仕切りがあるがゆえに大きな荷物は運べないという逆の問題が生まれてしまう。その課題を解決し、どこからでも取り出しやすい構造とすることで、消費者の心をつかまえたようだ。

 クラウドファンディングによる資金調達の開始は2021年1月26日。Makuakeでの寄付額はバックパック1個当たり1万9800円(税・送料込み)だった。開始後1時間半で当初予定していた1000個が「完売」し、急きょ1000個分の投資リターンを追加。結局、初日だけで約3800万円の寄付を集め、当時のMakuakeの初日記録を塗り替えた。その後も追加を続け、約1カ月のファンディング期間で約9100万円を集めた。寄付したユーザーは4621人に上った。

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