停電はある日突然やってくる。家電は利用できず、部屋の照明すら使えなくなるので、日常生活は難しくなる。デスクトップパソコンの電源が突然落ちて作業内容が消えてしまう事態も起こり得る。

 停電の主な原因は台風や地震などの自然災害だが、最近は電力需給のひっ迫による停電のリスクも高まっている。これから夏にかけて消費電力量が増えるので、停電に対する不安は増すばかりだ。そうした状況があるためか、最近はポータブル電源が飛ぶように売れているという。安価で小型、かつ大容量の製品も増えている。

 今回取り上げる、中国アンカー(Anker)の「Anker 535 Portable Power Station(PowerHouse 512Wh)」も、そうしたポータブル電源の1つである。バッテリーとして安全性や寿命の長さに定評がある「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用しており、容量は16万ミリアンペア時/512ワット時。交流コンセント、USB端子などを備え、電源が無いところでも家電の利用や充電が可能だ。緊急時の非常用電源として活用しやすい。

「Anker 535 Portable Power Station(PowerHouse 512Wh)」は大容量のバッテリーを搭載しており、コンセントやUSBによる給電や充電ができる。アンカー・ジャパンの公式オンラインショップの販売価格は5万9800円(税込み)
「Anker 535 Portable Power Station(PowerHouse 512Wh)」は大容量のバッテリーを搭載しており、コンセントやUSBによる給電や充電ができる。アンカー・ジャパンの公式オンラインショップの販売価格は5万9800円(税込み)
(写真はスタジオキャスパー、以下同)
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 Anker 535を手にしてまず驚かされたのはサイズだ。幅292×奥行き251×高さ188ミリで、ポータブル電源としてはかなりコンパクトである。A4サイズのコピー用紙ぐらいの面積があれば設置できるので、部屋の片隅に置いても邪魔にならない。

 重量は約7.6キログラムあるが、片手でも何とか持てると感じた。両手なら楽々と持ち運べるだろう。筆者はこの記事を書くために、この製品を手持ちして編集部と自宅を公共交通機関で往復したが、邪魔にならず持ち運びは苦にならなかった。このように手ごろなサイズにもかかわらず、バッテリー容量は16万ミリアンペア時/512ワット時とかなり大きい。他社で同サイズのポータブル電源は10万ミリアンペア時程度だ。

 バッテリーにはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用している。アンカー・ジャパンによると、高品質のセルを選んでいることもあり、バッテリーの寿命は一般的なポータブル電源に比べておよそ6倍だという。例えば充放電のサイクルを3000回繰り返しても初期容量の80%以上を維持し、1週間に3回の頻度で8年間使い続けた場合でも最大容量の低下は10%未満だとしている。標準の保証期間は1年半で、アンカー・ジャパンに会員登録すると3年半が追加されて合計で5年間となる。

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