新型コロナウイルス感染症対策としてテレワークで利用するパソコンの需要が高まっている。会社からテレワーク用のパソコンを支給されていれば問題はないが、自前で準備する必要がある人はコスト負担が大きくなる。

 ネットにつながるパソコンが複数台必要な家庭もあるだろう。例えば筆者は、テレワークでTeamsを使って仕事の打ち合わせをする。大学生の娘はSkypeで企業面接をしており、中学生の娘はZoomで塾の授業を受けている。筆者は古いノートパソコンを数台保有していたので対応できたが、同時に最大3台のパソコンが必要な場面に遭遇している。

 だが昨今はテレワークによるニーズの高まりで、リーズナブルなパソコンは店頭で品薄となっているようだ。緊急事態宣言前に東京都心の量販店に出向き、パソコン売り場をのぞいてみると大混雑で、安価なノートパソコンは売り切れ状態だった。

 こうした背景から筆者は最近、コストパフォーマンスが高く場所を取らないパソコンを用意しておきたいと思うようになった。安価なノートパソコンでよいのだが、手持ちのディスプレーがあるので小型で安価なデスクトップパソコンも選択肢に入る。小型のデスクトップパソコンの中には、スペックは高くないものの日常ユースには耐えられて安価なモデルもある。

2万9800円で、らくらく持ち運べる

 最近そんなことを考えている筆者だが、先日ユニークな小型デスクトップパソコンのサンプル機を使う機会があったので紹介したい。香港ZOTAC Technologyのカード型Windowsパソコン「ZBOX Pシリーズ PI225-GK(以下、PI225-GKと表記)」だ。

 この製品は、日本法人であるゾタック日本のオンライン通販サイトで扱っており、直販価格は2万9800円(税別・送料込み)だ。ただし販売が好調で2020年6月3日現在は品切れになっており、次回入荷は6月下旬~7月上旬の予定となっている。ここでの検証と写真撮影には上述の通りサンプル機を用いており、製品版と差が生じている可能性がある点をご了承いただきたい。

カード型Windowsパソコン「ZBOX Pシリーズ PI225-GK」(右)。サイズが分かるようにiPhone 11(左)と並べてみた
カード型Windowsパソコン「ZBOX Pシリーズ PI225-GK」(右)。サイズが分かるようにiPhone 11(左)と並べてみた
(撮影:伊藤 浩一、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]
PI225-GKのパッケージ同こん物
PI225-GKのパッケージ同こん物
[画像のクリックで拡大表示]

 PI225-GKの本体サイズは95.4×63×8ミリ、重さは80グラム(ACアダプターを除く)。かなり小さく薄いカード型で、やすやすと持ち歩ける。ただしバッテリー駆動ではないため、ACアダプターが必要である。

 ポート類は、USB 3.0 Type-Cポートを2つ搭載している。付属する変換アダプターを接続することで、USB Type-Cポートを1つ取られる代わりにUSB Type-Aを2ポートとHDMIポートを利用できる。またmicroSDカード(SD/SDHC/SDXC)スロットを備えている。

PI225-GKの本体左側面。USB 3.0 Type-Cポートが2つある
PI225-GKの本体左側面。USB 3.0 Type-Cポートが2つある
[画像のクリックで拡大表示]
付属する変換アダプター
付属する変換アダプター
[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。