「Technovation Girls(テクノベーション・ガールズ)」をご存じだろうか。米国の非営利団体Technovation(テクノベーション)が主催する、10~18歳の女性が対象のアプリ開発コンテストだ。2010年に始まり、これまで世界から5万人以上の女子学生がコンテストに参加したという。

 2021年の開催分について日本では、テクノベーション・ガールズの日本公式アンバサダーである「Waffle(ワッフル)」の選考により、約150人の応募者を75人に絞り込み23チームに分けた。各チームは2021年4月に成果物をテクノベーションに提出しており、2021年8月、世界全体の優秀チームと国・地域別の優秀チームが発表される予定だ。

 結果発表に先立ち、ワッフルは2021年4月25日、選抜した日本チームによるピッチ(プレゼンテーション)イベントをオンラインで開催した。ピッチイベントは国内報告会の位置付けで、テクノベーション・ガールズの選考には影響を与えない。今回はこのピッチイベントの模様をリポートする。

 ピッチイベントでは、23チームの中から勝ち抜いた10チームが登壇した。審査基準は「調査などを通じて課題を深く理解しているか」「解決策は大きな影響を与えるか」「説得力のある表現になっているか」「最初の画面が完成しているか」「ユーザーが使いやすいようにデザインしているか」だった。

 審査は、レノボ・ジャパンのデビット・ベネット社長や日本マイクロソフトの西村まりなパブリックセクター事業本部アカウントエグゼクティブなど4人が務めた。

 審査の結果、優秀賞に輝いたのは「NewCitizen(ニューシチズン)」チームによる移住支援アプリ「AlienPass(エイリアンパス)」である。同チームは、日本への移住希望者が増えているなか、外国人向けの情報が少ないため、ビザ取得のハードルが高いことを課題と捉えた。

「NewCitizen(ニューシチズン)」チームのメンバー
(出所:ワッフル)
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 エイリアンパスは、移住希望者に対してビザに関する情報を提供したり、役立つ日本語を教えたりするアプリだ。ニューシチズンはアプリ開発に当たって、在留外国人が多い埼玉県川口市の市役所やビザ取得のコーディネーターを取材したり、外国人にアンケート調査をしたりした。

 今後の展開として、CAMPFIREが手掛けるクラウドファンディングサービスで事業資金を集めたり、エイリアンパスの有料サービスを展開したりすることを想定している。

移住支援アプリ「AlienPass(エイリアンパス)」の画面
(出所:ワッフル)
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