スマホが登場する前、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)と呼ばれるモバイル機器が広く普及していた。PDAはスタイラスペンで画面をタッチ操作するものと、搭載する物理キーボードを併用するものの2種類が主流となっていた。

 当時はSNSが現在ほど発達しておらず、ネットも常時接続ではなかったため、主にオフラインでローカルに蓄積したコンテンツを利用するケースが多かった。そのため物理キーボード搭載端末は、テキスト文書の作成によく使われていた。

 現在はネットに常時接続されたスマホで、さまざまなアプリを利用してコンテンツを利用するのが主流だ。そのスマホは指で画面をタッチ操作する使い方が中心で、キーボードは必要とする人が外付けで使うのが基本である。

 それでもモバイル端末で長文テキストを入力するニーズは現在もあり、物理キーボード搭載スマホに興味のあるユーザーは、スマホユーザー全体に対する割合は低いものの一定数いる。

 物理キーボード搭載スマホの機種数は少ないが、昨今は主にクラウドファンディングのおかげで一定数のユーザーを集めやすい製品となってきている。その影響からか、ベンチャー企業が開発に乗り出すケースが見られるようになった。

 そんななか今年(2020年)の夏は2機種が日本市場で発売され、注目を集めた。筆者は先日、そのうちの1機種である「F(x)tec Pro1」を試用する機会があったので紹介したい。

FX Technologyのスマホ「F(x)tec Pro1」
(撮影:伊藤 浩一、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。