ドイツLeica Camera(ライカカメラ、以下ライカ)が監修したAndroidスマートフォン「Leitz Phone 1(ライツフォンワン)」。写真撮影に特化したこの製品を試用する機会を得て、同じサイズのイメージセンサー(撮像素子)を持つコンパクトデジタルカメラと写真の描写を比べた。
LEITZ PHONE 1は老舗カメラメーカーであるライカの監修の下、シャープが開発と製造を担当する。販売はソフトバンクで、現金販売価格/割賦販売価格(総額)は18万7920円(税込み)だ。工場出荷時からSIMフリーの状態で出荷されるため、SIMカードを用意すればソフトバンク以外の回線も利用できる。
LEITZ PHONE 1は大型のイメージセンサーと、カメラメーカーが監修したレンズを搭載することで、写真に特化しているのが売りだ。イメージセンサーのサイズは、コンパクトデジタルカメラの上位機種が採用する1型だ。
画素数も2020万画素と多い。一般的なスマートフォンのイメージセンサーの大きさは公表されていないが1/3.5型程度、大きい機種でも1/2.6~1.7型と言われている。それらと比べると、1型は非常に大きい。センサーが大きくなると、より高精細で鮮明な画質を実現できる。
レンズは「SUMMICRON(ズミクロン)F1.9/19 ASPH.」と呼ぶ広角レンズを搭載する。ライカが監修した7枚構成レンズの単焦点レンズで、35ミリ換算で19ミリの画角を持つ。