ベネッセコーポレーションは「進研ゼミ」の編集作業をオンライン化した。約1千人のスタッフが紙をやり取りすることなく、在宅のまま編集作業できる。音声や動画を含むコンテンツの制作を速めて競争力の向上を図る。

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 ベネッセコーポレーションは小学生から高校生向けに毎月届けている「進研ゼミ」の教材編集をデジタル化し、オンラインで作業できるようにした。2020年4月の緊急事態宣言を受け、「吟味校正」と呼ぶ編集工程に急きょオンライン編集ツールを導入。社内の編集や制作管理の担当者だけでなく、社外のスタッフを含めて約1千人が在宅のまま編集作業ができる体制を整えた。2020年10月までに「吟味校正システム」に組み込み、同社のノウハウをツールに追加して機能強化を図った。さらに社外のスタッフに対する校正依頼から対価の請求処理まで一連のプロセスもオンライン化した。

写真 「進研ゼミ」の主な教材
タブレットを使ったデジタル教材も続々登場(写真・画像提供:ベネッセホールディングス)
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 ベネッセがオンライン編集を実現するために採用したのがベンチャー企業のブラッシュアップが開発した編集ツール「Brushup」である。複数の編集担当者らが文書や画像、音声、動画といった様々なコンテンツを共同で編集できる。

 Brushupはクラウドサービスとして提供されており、WebブラウザーやiPhone、iPadアプリからイラストや写真、動画に修正指示などのコメントを付けられる。メールやチャットツールでファイルを送信したり、サーバーからファイルをダウンロードしたりしなくても、インターネットに接続したパソコンやiPhone、iPadを使って遠隔地からでもオンラインでスムーズに編集作業ができる。

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