日本通運はRPAで年60万時間分の事務作業を自動化した。現場に旗振り役を立てる、他部署に横展開するなどの工夫で普及を促進。AI OCRと組み合わせ、手書き文書を扱う業務の自動化も進めている。

2020年10月までに東日本などの各医薬品センターに配備した医薬品専用車両。独自開発した空調システムなどを備える(写真提供:日本通運)
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最大の物流拠点「Tokyo C-NEX」。港や空港、貨物駅から30分以内の立地で、世界各国と日本各地を結ぶ(写真提供:日本通運)
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 総合物流最大手の日本通運が、社内事務を対象にしたDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めている。2018年春から、ソフトウエアのロボット(ソフトロボ)でパソコン作業を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の社内普及を推進。2021年2月までに、年62万7200時間分のパソコン作業を自動化した。日本通運の井上恵太IT推進部課長は「1万8000人ほどいる事務系社員のパソコン作業を減らし、分析や営業活動、企画業務により多くの時間を割り当てられるようにしたい」と話す。

 2018年3月から始めたRPAプロジェクトを主導したのは同社のIT部門である。RPAの開発に当たり、多岐にわたる業務システムの実行環境などの知見が不可欠だったためだ。RPAツールは米ユーアイパスの「UiPath」を採用した。

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