六本木ヒルズや表参道ヒルズなどをつなぐデジタルプラットフォームを開発。「ヒルズID」と「ヒルズアプリ」を提供し、段階的にサービスを拡充しながらDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を目指す。ヒルズの敷地全体が仕事や生活の場になるよう布石を打つ。

2023年3月に完成を予定する森ビルの「虎ノ門・麻布台プロジェクト」。就業者数が約2万人、居住者数が約3500人、年間来訪者数が3000万人と六本木ヒルズに匹敵する規模となる。この施設でも、「ヒルズアプリ」を利用できるようにする(写真提供:森ビル)
2023年3月に完成を予定する森ビルの「虎ノ門・麻布台プロジェクト」。就業者数が約2万人、居住者数が約3500人、年間来訪者数が3000万人と六本木ヒルズに匹敵する規模となる。この施設でも、「ヒルズアプリ」を利用できるようにする(写真提供:森ビル)
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 森ビルは1986年に開業した複合施設の「アークヒルズ」(東京・港)を皮切りに、オフィスや住宅、文化施設などの都市機能を集約したコンパクトシティーを東京都心に開発してきた。2003年に開業した「六本木ヒルズ」(同)以降は、施設を一体で運営するためのルールやインフラを構築する「タウンマネジメント」という手法を導入し、施設を「街」に見立ててコミュニティーを育んでいる。

 同社は2021年4月5日、ヒルズを利用するオフィスワーカー、商業施設の来訪者、居住者などを対象に新サービスの提供を開始した。その基盤として同社が新たに開発したのが、六本木ヒルズや表参道ヒルズ、虎ノ門ヒルズなど自社が運営・管理する施設のサービスを統合したデジタルプラットフォーム「ヒルズネットワーク」である。利用者が共通して利用する「ヒルズID」と「ヒルズアプリ」を提供し、段階的にサービスを拡充する。利用者に適したサービスの提供、体験価値の向上、森ビルによる施設運営の最適化などを目指す。

森ビルが2021年4月5日に提供を開始した「ヒルズアプリ」。六本木ヒルズや表参道ヒルズなどの利用者を対象に、便利で豊かな顧客体験の提供を目指す(写真提供:森ビル)
森ビルが2021年4月5日に提供を開始した「ヒルズアプリ」。六本木ヒルズや表参道ヒルズなどの利用者を対象に、便利で豊かな顧客体験の提供を目指す(写真提供:森ビル)
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