JR東日本はワクチン職域接種の予約や実施状況の管理システムを2週間で開発した。接種開始日が近くに迫る中で、ローコード開発ツールを採用。開発を先行させつつ要件のズレを迅速に修正し、接種初日から安定稼働した。

(写真提供:JR東日本)
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 2021年6月21日、新型コロナウイルスのワクチン接種を法人が主体となって進める職域接種が本格的に始まった。開始初日から接種を始められるよう、政府が最初にワクチン配送を手配した会場は全国で200以上あった。JR東日本も4会場のうち東京など2会場で準備を進め、初日から接種を始めた。

JR東日本が実施している職域接種の様子(写真提供:JR東日本)
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 JR東日本は接種を円滑に進めるため、接種管理システムを新たに開発。初日からタブレット端末とともに接種会場に導入した。会場での受付や事前予約、接種状況の管理など一連の事務負担を軽減するためだ。当初準備していた表計算ソフトを使った管理よりも「受付の事務負担が半分以下に減った」とワクチン接種を担当した人財戦略部健康経営ユニットの五十嵐剛マネージャーは効果を実感している。

 政府が職域接種の導入を正式に発表したのは2021年6月1日。JR東日本の経営層はすぐに職域接種の初日となる6月21日からの開始を申請すると決断した。五十嵐マネージャーは「旅客業を営む当社は利用客と職員の安全を確保するためにワクチン接種を急ぐ必要があった」と説明する。

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