(写真:伊藤朝輝、以下同じ)
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 iPhoneやiPadなどの米Apple(アップル)製端末に標準搭載されている「マップ」アプリが2020年8月5日にアップデートされた。

 その内容を見ると、この秋にメジャーアップデートが予定されている「iOS」や「iPadOS」に含まれてもよいほどの大型アップデートといえる。

 今回はアップデートの内容と新機能の活用例を紹介しよう。

マップがより詳細かつリッチに

 アップデートの内容は大きく3つ。1つ目はマップの情報が以前よりも詳細になったこと。これはマップの根幹に関わる重要なアップデートだ。

 特に人が移動する目線で利用しやすくなるようにマップデータが詳細になっている。例えば、これまでは大まかにしか表示されなかった公園内の遊歩道や、大型施設内の道のように人しか歩けない場所が追加され、マップ上に正しく表示されるようになった。

 これによって経路検索の結果も、より現実に沿ったものになる。例えば、地元の人しか知らないような抜け道などが提案される可能性が高くなった。

 また、舗装された道、砂利道、芝生、林や森などがマップの画面上で区別して表示されるように変更されたので、画面から得られる情報がかなり増えた。

 これまでは大きな公園でも全体が一様な緑で表示されていたが、芝生のエリアと背の高い木が生い茂る部分が区別できるため、公園の雰囲気がマップで伝わるようになった。また「芝生のエリアを抜けて行ったほうが近道」と思って進んだら、途中に林があって進めなくなるといった事態を事前に避けられる。

東京都渋谷区の代々木公園。公園内の遊歩道が詳細に表示されるなど、情報がかなり多く盛り込まれた。従来1種類だった緑色は濃淡2種類となり、薄い部分は芝生などの人が通れるエリアを示し、濃い部分は背の高い木が生い茂るエリアを示している
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アップデート前の代々木公園。一様な緑で表示されており、遊歩道も一部省略されていた
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東京ディズニーランド。施設内の通路や緑の場所が詳細に表示されている。施設内でアトラクションに向かう最短ルートなども検索可能だ
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アップデート前の東京ディズニーランド。かなり簡素。施設内での移動にはほぼ使えなかった
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