iPhoneで目覚めるために「時計」アプリで起床時刻にアラームを設定すると、iPhoneをサイレント(マナーモード)にしておいても音が鳴る。これは仕様なので、時計アプリのアラームを振動だけにすることはできない——。
いまだにそう考えている方はいないだろうか。確かにiPhoneが登場してしばらくはそうだったのだが、現在は振動だけのアラームも設定できる。これで起こしたくない家族や友人がそばで寝ている場合でもアラームを使える。今回はアラームを振動だけにする方法に加えて、iOS 14で進化した「ヘルスケア」の睡眠機能を紹介しよう。
アラームのサウンドを「なし」にする
iPhoneの左側面には「着信/サイレントスイッチ」がある。これを背面側に切り替えると、着信や通知の音が出ないサイレントの状態になる。この仕様は前述の通りで、この状態でもアラームの音は出てしまう。アラームの音だけでなく「ミュージック」アプリで音楽を再生したり、「YouTube」で動画を見たりしたときの音は、サイレントにかかわらず音が出る。
アラームの音を「なし」に設定するのは、実は「時計」アプリ側なのだ。
設定方法は、アラームを新規に設定する際などに使う時刻設定の画面にある「サウンド」をタップ。続いて表示される画面を下までスクロールしたところにある「なし」を選択しよう。画面左上の「<戻る」をタップして時刻設定画面に戻り「サウンド」の項目が「なし」になっていることを確認しておくと安心だ。
これで音が出ないアラームを設定できた。ここで念のために確認しておきたいのは、「サウンド」を選択する画面の上のほうにある「バイブレーション」という項目だ。通常は「デフォルト」となっているが、何らかのミスでこれも「なし」になっていると、音も振動もしないアラームになってしまう点に注意しておいてほしい。
すでに設定されているアラームの音を「なし」にする場合は、アラームの一覧画面で「編集」をタップして編集モードにしよう。
念のためにもう1つ確認してほしいのは、iPhoneの側面にある着信/サイレントスイッチの設定だ。「設定」→「サウンドと触覚」とタップして表示された画面に「バイブレーション」という項目があり、「着信スイッチ選択時」「サイレントスイッチ選択時」がそれぞれオン・オフできるようになっている。
意味が分かりにくいのだが、iPhoneの左側面にある着信/サイレントスイッチが前面側にある状態が「着信スイッチ選択時」で、背面側にある状態が「サイレントスイッチ選択時」という意味だ。
スイッチのそれぞれの状態で、バイブレーションがオンになっていると通知やアラームでiPhoneが振動する。通常はスイッチを背面側にした状態で就寝すると思われるので、その場合は「サイレントスイッチ選択時」がオンになっていればよい。オフになっているとアラームの時刻になってもiPhoneが振動しなくなってしまうので気をつけよう。
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