ふくおかフィナンシャルグループが立ち上げた新銀行「みんなの銀行」が2021年5月に開業する。スマートフォンで完結する「デジタルバンク」を標榜、勘定系をクラウド上で自社開発した。既存の銀行らしくない人材や文化こそ、デジタル世代に刺さる価値の源泉と語る。

(聞き手=浅川 直輝、松浦 龍夫)

横田 浩二(よこた・こうじ)氏
1982年福岡銀行入行。2014年取締役常務執行役員、17年取締役専務執行役員を歴任。17年6月ふくおかフィナンシャルグループ取締役執行役員(現任)、19年6月福岡銀行取締役副頭取などを経て、20年12月から現職。(写真:村田 和聡)
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ふくおかフィナンシャルグループの下に「みんなの銀行」という新しい銀行をつくろうと考えたのは何故でしょうか。

 2016年4月にiBankマーケティング(iBank)という新会社を作ったのがきっかけです。iBankは銀行代理業、今でいうネオバンクとして、新しいチャネルとして銀行へ送客する会社です。

 iBankが動き始めてテック系のスタートアップとたくさん接点を持つ中で、カルチャーショックを受けました。時間軸や技術の水準が、銀行の常識とあまりにも隔たりがあったからです。

 スタートアップがドッグイヤーとも呼ばれるめまぐるしいスピードでサービスを開発しているのに対して、銀行は1つ新しい機能を追加するのに1年半かかる。こんなスピード感ではいずれ競争にならなくなると感じたことが、新銀行を立ち上げるプロジェクトにつながりました。

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