スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第32回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第32回のお題は「遅れに遅れたデジタル教育、これで日本の未来は大丈夫か」。答える識者のラストバッターは、日本の地方自治体のCIO(最高情報責任者)補佐官などを歴任した韓国人コンサルタントの廉宗淳氏だ。佐賀県教育庁に在職していた際、高等学校へのタブレットや電子黒板の導入に携わった廉氏は、デジタル教育の取り組みの進展を歓迎するとともに、それで何を目指すのか本質を見失わないよう警鐘を鳴らす。(編集部)

廉 宗淳(ヨム ジョンスン)
e-Corporation.JP 代表取締役社長
廉 宗淳(ヨム ジョンスン) 韓国ソウル市公務員を経て、1993年に来日。2000年にe-Corporation.JPを設立し代表取締役社長に就任。2005~2010年、聖路加国際病院ITアドバイザー。2007~2017年、青森市情報政策調整監(CIO補佐官)。2008~2015年、佐賀県統括本部情報課情報企画監。2013~2014年、大阪府・大阪市特別参与(IT担当)。2015~2017年、パシフィックコンサルタンツITアドバイザー。2014~2016年、佐賀県多久市ITアドバイザー。学術博士。
【質問1】PCをばらまく「GIGAスクール構想」をどう評価する?
【回答】「電子政府を作るからマイナンバーカードを配る」と発想が同じ、PC導入は単なる教具のデジタル化
【質問2】小中高で必修化されるプログラミング教育の成否は?
【回答】専門教育する人材が足りない、技術者を教育に動員しても単純暗記式の勉強になる恐れ
【質問3】そもそも青少年へのデジタル教育はどうあるべきか
【回答】デジタル授業を組み立てる能力を持つ教師の育成が出発点、物事には順序あり

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。