スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第33回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第33回のお題は「日本企業のDXにとって中間管理職は『敵』か『味方』か」。答える識者のラストバッターは、外資系ITベンダーでCTO(最高技術責任者)などを務めた元・東京理科大学大学院教授の田中芳夫氏だ。日本企業でも勤務した経験のある田中氏は「日本企業の中間管理職の優秀さとは、上司の覚えがめでたいことだ」と喝破した上で、真の問題はその上の世代の幹部層だと斬り捨てる。(編集部)

田中 芳夫(たなか よしお)
元・東京理科大学大学院教授
田中 芳夫(たなか よしお) 1949年生まれ。大学卒業後に大手重工業メーカーに入社しシステム開発などを担う。1980年に外資系コンピューターメーカーに転職しシステム・製品開発に従事。日本のPCの標準化にも尽力。2005年に外資系ソフトウエア企業に初代CTOとして入社。2007年より国立研究開発法人に参画するとともに、東京理科大学大学院にてソフトウエア開発、技術戦略などを講義。現在、ものこと双発推進代表理事、国際大学グロコム上席客員研究員。
【質問1】「日本企業の中間管理職は優秀」というのは本当か
【回答】中間管理職の「優秀さ」とは、上司のために尽くせるかどうかでしかない
【質問2】中間管理職はなぜ変革の足を引っ張るのか
【回答】勤務年数だけで管理職についた人は、自分の仕事を奪われることへの恐れが強い
【質問3】DXの推進にあたって中間管理職を味方に付けるには?
【回答】30代の課長や係長がDXに反対・抵抗するのは、その上の世代と意味合いが違う

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