スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第15回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。
第15回のお題は「新型コロナウイルス対策は真の働き方改革につながるか」。お題に答える識者の2番手に、製造現場のシステム開発などを手掛けた後にCIO(最高情報責任者)を務めた寺嶋一郎氏が登場する。寺嶋氏は自身の苦い経験を基に、新型コロナウイルス禍を機に社員を幸せにする改革を断行し、IT部門に常駐する下請け技術者を「解放」すれば企業の利益にもつながると説く。(編集部)
寺嶋 一郎(てらじま いちろう)
TERRANET代表
TERRANET代表

【質問1】在宅勤務を導入する企業が増えているが、果たして業務は回る?
【回答】働き方を見直すチャンス、くだらない時間ベースでの評価から脱却を
【質問2】真の働き方改革につなげるために必要なことは何か
【回答】時短の徹底ではなく、社員を幸せにすることこそが真の働き方改革
【質問3】システム開発や保守運用の外部委託こそ遠隔にすべきでは?
【回答】悪名高い多重下請けを壊すためにも、外部委託はどんどん遠隔にしよう