スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第35回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。
第35回のお題は「識者はなぜ転職した?『道に迷う』若手技術者へのアドバイス」。答える識者のラストバッターに、外資系ITベンダーでCTO(最高技術責任者)などを務めた元・東京理科大学大学院教授の田中芳夫氏が登場する。日本の製造業を皮切りにIBM、マイクロソフトと転職を重ね、大学教授なども経験した田中氏は、特に外資系企業への転職を若手技術者に勧める。(編集部)
田中 芳夫(たなか よしお)
元・東京理科大学大学院教授
元・東京理科大学大学院教授

【質問1】若い頃どんな仕事をして、なぜ転職しようと思ったのか
【回答】人との「縁」が転職につながる。おかげで常に最新技術に関わることができた
【質問2】これまでを振り返ってどう思う? 失敗したと悔やむことは?
【回答】何度かの転職で産官学のすべてを体験したことが財産になった。悔やむことはない
【質問3】転職すべきかに迷う技術者に経験者として掛ける言葉は?
【回答】業界をよく知る信頼のできる人との付き合いを大切にすれば、転職の際に大きな力に