スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第36回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第36回のお題は「IT部門出身の社長が誕生する日は来るか」。答える識者のラストバッターは、日本の地方自治体のCIO(最高情報責任者)補佐官などを歴任した韓国人コンサルタントの廉宗淳氏だ。「イノベーションを進める能力と新しいビジネスを創出する能力は、社内の事情を熟知していることが前提となる」とした上で、IT部門の技術者は自らを「みにくいアヒルの子」と思わず、経営者になるべく努力せよと発破をかける。(編集部)

廉 宗淳(ヨム ジョンスン)
e-Corporation.JP 代表取締役社長
廉 宗淳(ヨム ジョンスン) 韓国ソウル市公務員を経て、1993年に来日。2000年にe-Corporation.JPを設立し代表取締役社長に就任。2005~2010年、聖路加国際病院ITアドバイザー。2007~2017年、青森市情報政策調整監(CIO補佐官)。2008~2015年、佐賀県統括本部情報課情報企画監。2013~2014年、大阪府・大阪市特別参与(IT担当)。2015~2017年、パシフィックコンサルタンツITアドバイザー。2014~2016年、佐賀県多久市ITアドバイザー。学術博士。
【質問1】ITを重視する社長が急増、IT部員の将来は明るい?
【回答】 IT人材の現状を見ると、経営者がIT部門を本当に重視しているのか疑問
【質問2】生え抜きのCIOは減少、これをどう考えればよいか
【回答】 CIOは経営メンバーとしての知見と能力が必要、生え抜きにはそれが足りない
【質問3】IT部員が将来、社長になるにはどうすればよいか
【回答】目の前の仕事に没頭するだけではダメ。長期的な戦略を持ち目標に向かって努力せよ

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