スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第18回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。今回は特別企画として枠を2倍に拡大して常連の識者8人に、新型コロナウイルス禍で露呈した日本のIT活用の後進性をばっさり斬ってもらう。
お題は「アフターコロナ、『IT後進国』の日本は生まれ変われるか」だ。お題に答える識者の6番手に登場するのは、大手製造業でCIO(最高情報責任者)を務めた寺嶋一郎氏だ。韓国や台湾に比べてあまりにお粗末な日本のIT活用にがくぜんとしたという寺嶋氏は「ITが社会や企業の命運を握る時代になる」と指摘した上で、日本の企業や人に価値観の変革を求める。(編集部)
寺嶋 一郎(てらじま いちろう)
TERRANET代表
TERRANET代表

【質問1】新型コロナ禍で明らかになったIT活用の後進性、どう見る?
【回答】韓国や台湾と比べてがくぜん、いびつで遅れた日本のIT活用の姿があぶり出された
【質問2】テレワークの導入や規制緩和の動きなどは評価できるか
【回答】わくわくするような未来のために、必要な規制緩和を強く求めたい
【質問3】アフターコロナの時代に向けてなすべきことは?
【回答】利益だけを追い求める時代は終わる、日本企業がアジャイルに変わる機会とせよ