スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第21回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第21回のお題は「ご用聞きに終始する日本のITベンダーに未来はあるか」。答える識者の2番手は、外資系ITベンダーでCTO(最高技術責任者)などを務めた元・東京理科大学大学院教授の田中芳夫氏だ。三波春夫さんの芸に対する信念「お客様は神様です」を平気で誤用するIT業界やIT部門のいびつな関係から説き起こし、元請けのSIerすら下請けに転落するとの警告を発する。(編集部)

田中 芳夫(たなか よしお)
元・東京理科大学大学院教授
田中 芳夫(たなか よしお) 1949年生まれ。大学卒業後に大手重工業メーカーに入社しシステム開発などを担う。1980年に外資系コンピューターメーカーに転職しシステム・製品開発に従事。日本のPCの標準化にも尽力。2005年に外資系ソフトウエア企業に初代CTOとして入社。2007年より国立研究開発法人に参画するとともに、東京理科大学大学院にてソフトウエア開発、技術戦略などを講義。現在、ものこと双発推進代表理事、国際大学グロコム上席客員研究員。
【質問1】なぜ日本のITベンダーは皆ご用聞きになってしまうのか
【回答】「お客様は神様です」を誤解するほど、客とITベンダーの関係がいびつだから
【質問2】コンサルティングができなくてDXの時代を生き残れるのか
【回答】 SIerであっても単なる下請けに転落、そして下請け仕事も消滅する
【質問3】提案力やコンサルティング能力はどうしたら身につく?
【回答】デジタル時代のコンサルはITコンサルの進化系、どうすればよいかは明らかだ

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