スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第22回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。

 第22回のお題は「日本の企業や役所のデジタル化を阻むハンコ問題」。お題に答える識者のトップバッターは、製造現場のシステム開発などを手掛けた後にCIO(最高情報責任者)を務めた寺嶋一郎氏だ。日本企業の管理職にとって「ハンコは職場の権威の象徴だった」と皮肉交じりに述べる寺嶋氏は、デジタル化によって日本型ムラ社会の文化を一掃した後に目指すべき職場や働き方を提起する。(編集部)

寺嶋 一郎(てらじま いちろう)
TERRANET代表
寺嶋 一郎(てらじま いちろう) 1979年に積水化学工業入社。製造現場の制御システム、生産管理システム構築などに従事。1985年マサチューセッツ工科大学留学を経て、人工知能ビジネスを目指した社内ベンチャー、アイザック設立に参画。2000年に積水化学 情報システム部長に就任、IT部門の構造改革やIT基盤の標準化などに取り組む。2016年に定年退職し、IIBA日本支部代表理事、BSIA事務局長、PCNW幹事長などを通じて日本企業のIT部門を支援する活動に着手。
【質問1】ハンコにFAX、なぜ日本の職場にアナログがはびこるのか
【回答】ハンコは職場の権威の象徴、管理者層が昭和の文化を変えたくないから
【質問2】新型コロナ禍を機にハンコ問題は解消に向かうか
【回答】ハンコが象徴する日本型ムラ社会の風土そのものを変えなくてはならない
【質問3】職場をもっとデジタルに、もっと快適にするには何が必要か
【回答】デジタルはあくまで必要条件、もっと快適にするには働く喜びがなければならない

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