スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第25回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。
第25回のお題は「急増中の『プロのCIO』は日本企業を救うか」。お題に答える識者のトップバッターは、製造現場のシステム開発などを手掛けた後にCIO(最高情報責任者)を務めた寺嶋一郎氏だ。デジタルの時代になりIT部門や企業全体の変革のために、外部からプロのCIOを招へいするのは当たり前になると見る寺嶋氏は、「お呼びじゃなくなる」IT部員たちに「イケてる」CIO候補になる道を示す。(編集部)
寺嶋 一郎(てらじま いちろう)
TERRANET代表
TERRANET代表

【質問1】日本でも「プロのCIO」が増えているが、どう評価する?
【回答】実力と経験を持つプロのCIOは歓迎すべきことで評価したい
【質問2】プロパーのIT部員にCIO適任者が少なくなった訳は?
【回答】 IT部門の変革は必要だが、組織に染まった人に組織を変えるのは難しいから
【質問3】IT部員はとどまるべきか、異動すべきか、転職すべきか
【回答】「イケてない」組織にしがみつくより、やりたいことに向けて異動・転職すべし