煩雑な事務作業や形骸化した会議。そのような「仕事ごっこ」(プロの本来価値創出や、コラボレーションを邪魔する、形骸化した仕事や慣習)がIT職場の人たちの気力と体力を奪う。この連載でも幾度となく指摘してきた。今回、仕事ごっこのボスキャラ級に登場願おう。「印刷」「製本」の業務である。

「印刷」「製本」「報告」に追われるIT職場の問題地図
(出所:あまねキャリア工房)
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一挙公開! ITエンジニアの心の叫び

 設計書・納品書・報告書などをご丁寧に製本して納品させる慣習はいまだ大企業や官公庁向けのシステム開発案件を中心に目立つ。これにストレスを感じているITエンジニアは多い。以下は全て、筆者に寄せられた、IT職場で働くエンジニアの生の声である。ありのままに掲載する。

●私たちは印刷屋でも製本屋でもない。ITの仕事に専念させてくれ

●プロとして成長したい

●納品作業専用にSIer本社で案件コードを付与し、データセンターで印刷用の専用プリンターとCPUに印刷処理区画を割り当て、印刷および製本する。SEが専従で7営業日60時間稼働する。本当にばかばかしい

●大きなファイルにとじられたドキュメントが段ボール10箱分ある

●紙の端からXミリ空いてること、など細かく指定がある。「パンチはこのフロアのこの器具を使うこと」などのルールを聞いた時に、頭が真っ白になりそうだった

●どうしてそんなに形や様式美にこだわるのか。頭が悪いとしか思えない

 「印刷」「製本」にITエンジニアがどれだけ苦しんでいるか十分ご理解いただけるであろう。どの意見もごもっとも。深く共感する。さらに、こんな声もある。

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