
せっかく優秀なエンジニアがそろっているのに、職場環境やマネジメントがイケていなくて、メンバーのモチベーションが上がらない。生産性が低い。組織の価値は低いまま。
そんな残念なIT職場の「あるある話」を、働き方改革のエキスパートがスパっと斬る。あるある話を通して、これまでの常識を疑ってみよう。改善の糸口がきっと見つかるはずだ。
せっかく優秀なエンジニアがそろっているのに、職場環境やマネジメントがイケていなくて、メンバーのモチベーションが上がらない。生産性が低い。組織の価値は低いまま。
そんな残念なIT職場の「あるある話」を、働き方改革のエキスパートがスパっと斬る。あるある話を通して、これまでの常識を疑ってみよう。改善の糸口がきっと見つかるはずだ。
ITシステムの開発や保守を、特定のITベンダーに依存せざるを得ない状況を意味する「ベンダーロックイン」は発注者側の自業自得である。むしろベンダーは被害者であるとさえいえる。その理由を説明する。
システムインテグレーター(SIer)、ユーザー企業、大手クラウドベンダーのどこに所属・転職すればよいか。こう悩むITエンジニアは少なくないだろう。それらの企業にはそれぞれメリット/デメリットがある。
経営者の危機意識や変革マインドでもって、株主や投資家からの圧力でもって、あるいは現場自らのチャレンジマインドから――理由はどうあれDXに取り組む企業は増えている。しかしDXは現場丸投げではうまくいかない。いくはずがない。なぜなら、DXとはビジネスモデル変革であり経営変革であるからだ。
「DXとは何か」という定義に腹落ちしていない。そんな現場の悩みに答える。
何かとやり玉にあがる、IT職種およびIT業界の多重請負構造。いわゆる「人売りIT企業」が稼ぐビジネスモデルが成り立ってしまっている。長らく続いてきた人売りITビジネスモデルだが、ここへ来て風向きが変わるかもしれない。いわゆるユーザー企業が、ITシステムの内製化にかじを切り始めたためだ。
コロナ禍で、以前にも増してテキストチャットによるコミュニケーションが主体になり、メンバーを叱りにくくなった――。そんなプロジェクトリーダーの悩みに答える。
金融庁が2021年11月、みずほ銀行およびみずほフィナンシャルグループに対して発出した業務改善命令は、組織体制のガバナンスやカルチャーにまで踏み込んだ異例の厳しさだと話題になった。その内容はメガバンクや金融機関のみならず、事業会社のIT部門やIT企業も自分ごととして捉える価値がある。今回はその要諦…
「リモートワークでコミュニケーションがうまくいかない」。この手の悩みを、筆者はほぼ連日のように企業の管理職やメディアから受けている。無理もない。日本の多くのビジネスパーソンは、これまで対面ベースでのコミュニケーション、対面ベースでのチームビルディングに慣れきってしまっているのだから。
2021年11月、インターネット上で「無能上司のせいで、在宅勤務が終了することになった」というタイトルのブログ記事が注目を集めた。
「既存システムやIT部門がDX(デジタルトランスフォーメーション)のネックになる」。DX推進担当者が抱えるこの悩みを取り上げる。
「リモートだとコミュニケーションがうまくいかない。元の働き方に戻せ」――こう言って、旧来の出社型に戻す企業が出てきている。つい先日も大手IT企業が「特段の理由がない限り、原則として週4日出社」を発表。インターネット上でも物議を醸した。
「テレワークで雑談が減った」。これは、ほぼ毎週のように企業の管理職やメディアから相談をいただくいわば「頻出フレーズ」である。今回はこの悩みを取り上げる。
クラウドサービスを利用するのに、相手方の技術者の経歴書を求める。何とも理解に苦しむ話である。クラウドサービス、いや、サービス提供型のビジネスモデルを分かっているのだろうか。
会社の方針に従い、自社のクラウドサービスを優先して売るか。それとも、顧客にとって最適なシステムを提案できるように、パートナー契約している他社のクラウドを売るべきかーー。大手ITベンダーのSEが抱えている悩みに答える。
会社のビジネスチャットの「いいねボタン」が相手に失礼だからと全面禁止になってしまった――。こんな趣旨のツイートがTwitterに投稿され、物議を醸している。「意思はしっかり言葉で表しなさい」「それがあるべき姿だ」が会社側の姿勢とのことだ。この会社の行動および組織カルチャーは極めて残念であると断言す…
「社員から上がったDXのアイデアについて落選させた理由を1つひとつ説明している余裕はありません。どうしたらよいでしょう?」。DX推進担当者のこの悩みに答えます。
「ちょっとのミスでも、猛烈に怒られつるし上げられる」「そのくせ、ミスを起こさず当たり前に運用していても評価されない」「それどころか、人も予算も減らされる」――。いずれも、IT運用の現場からよく聞く悲痛な叫びである。今回は、日々の当たり前を支えるIT運用の現場の理不尽なリアルにスポットライトを当てる…
「残念な業務部門」「残念な情報システム部門」「残念な経営者」が織りなす三重奏の悲劇。今回は、これら3つのプレーヤーを徹底的に斬る。
こと日本の中堅以上の企業において、IT部門は基幹システムを優先しがちだ。基幹システム以外のシステム構築や運用は、すべてベンダーや子会社に丸投げ……失礼、全面的に委託している企業もある。基幹システム偏重は社内とIT部門にさまざまな「ひずみ」をもたらす。
「Slackダメ、Teamsダメ、Zoomもまったく使われねぇ」。こんな嘆きとともに、旧態依然とした企業からのイノベーティブな人材の流出がとまらない。