クラウドストレージは、これまで紹介してきたHDDやSSDといったハードウエアのストレージと特性が異なる。サービスなので、ユーザーはハードウエアを購入する必要がないのだ。

 今回はクラウドストレージの特徴やハードウエアストレージとの違いを整理し、利用する場合に意識しなければならないことや、ビジネスで活用する場合に便利な機能を紹介する。

Windows 10にはクラウドストレージ「OneDrive」の機能が組み込まれている
(出所:米マイクロソフト)
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ストレージ領域の利用権を購入する

 クラウドストレージは、サービス提供業者がインターネットにつながったストレージを設置し、それをサービスとして提供している。ユーザーはハードウエアを購入するのではなく、1Tバイトといった領域を利用できる「権利」を購入する。

 ハードウエアのストレージは、サービス提供業者が所有し、運用する。ユーザーは、購入した権利に合わせてサービス提供業者が管理する領域の一部を借りると考えれば分かりやすい。機器が手元にないので不安に感じることがあるかもしれないが、実際のところファイルの安全性はクラウドストレージのほうが高い。それはなぜか。

 ハードウエアのストレージは、ユーザーがしっかりと保守管理をしないと、故障してファイルが破損してしまう可能性がある。一方クラウドストレージは、サービス提供業者が災害対策や停電対策が講じられているデータセンターにハードウエアを設置し、保守管理をしている。

 こうした業者は大規模なサーバーやストレージを安全に管理することにたけている。またハードウエアの故障に備えた保守作業も実施している。こうした作業をユーザーが個人で実施するより、ずっと安全なのだ。

クラウドストレージサービスの提供業者は、データセンターでストレージやファイルを安全に管理している。写真はデータセンターのイメージ
(出所:123RF)
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