長期的視点に立ち、DXを自ら率先し、部下の挑戦を高く評価する――。調査によれば、経営層は「自信過剰」に陥っているようだ。やや冷めた現場との距離を埋める鍵は、高スキル人材が握っている。

 ITエンジニアを対象とした全国スキル調査の回答傾向をさらに掘り下げると、2つの傾向があると分かった。1つは「現場のIT人材は役職にかかわらず回答傾向が一致する」という点。もう1つは「経営層は特に主観的に回答できる設問においてポジティブに評価を下す」という点だ。

 これらの結果から、「経営層は現場に比べて物事をポジティブに見る」、もっと言えば「経営層は現場よりも自社のDXについて過大評価している」という実態が分かってきた。

 具体的に、全国スキル調査で聞いた、12問から成る「DX関連アンケート」で「そう思う」「ある程度そう思う」とポジティブに回答した割合を役職別に比べてみよう。全国スキル調査の回答者の役職を「経営層相当」と「管理職相当」、「エキスパート・スペシャリスト職」、「一般社員」に分けて分析した(役職無回答と派遣を除く)。

図 DX関連アンケートの設問
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