Excelで図形作成、「ないはずの三角形」が見えてしまう錯視図に挑戦
出典:日経クロステック、2022年3月3日
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
錯視とはものを見たときの錯覚を指す。Excelの図形機能を使うと、錯視を容易に体験できる。この点は以前に実証したことがある。今回は見えないはずの三角形が見えてしまう、という錯視図をExcelの図形機能で作成したい。これにより図形作成の腕前をさらにアップして時短につなげてほしい。
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まずは正三角形の作成から
利用するのは同じサイズの2つの正三角形だ。「挿入」タブの「図」ボタンから「図形」を選び、「二等辺三角形」を選んで、シートの適当な場所を単にクリックする。すると正三角形を一発で作成できる。
次に三角形の頂点を3行目の上辺に合わせ、その後[Shift]キーと[Alt]キーを押しながら、三角形の右下のハンドルを右下へドラッグし、15行目の上辺でマウスを放す。[Shift]キーを押すと、縦横比を変えずに図形を拡大縮小できる。また、[Alt]キーを押すと、セルの枠線に図形をフィットさせられる。
頂点を3行目の上辺、下辺を15行目の上辺に合わせた正三角形を作る
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これで高さ12行の正三角形を作成できた。次に[Ctrl]キーと[Shift]キーを押しながらドラッグして、正三角形を右側の水平位置に複製する。さらに次の要領で六芒星(ろくぼうせい)にする。
逆三角形にしたところ。やり方は、複製した右側の正三角形を選び、「描画ツール」の「書式」タブ(バージョンによっては「図形の書式」タブ、以下同)から「回転」ボタンをクリックして「上下反転」を選ぶ
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いいかげんで構わないので、右の三角形をドラッグして左の三角形に重ね合わせる。次に2つの正三角形を選択して、「描画ツール」の「書式」タブから「配置」ボタンを選び、「左右中央揃え」を選ぶ
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さらに下向き正三角形の上辺が7行目の上辺にくるようにドラッグする。これで六芒星になった
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