Excelの検索ワザ、フィルターとワイルドカードを組み合わせて利便性アップ
出典:日経クロステック、2022年3月17日
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
Excelの表内に入力したデータを検索する場合、「検索」機能にワイルドカードを組み合わせると高度な検索ができる。さらに、「フィルター」機能にワイルドカードを組み合わせると、検索の利便性はもっと高まる。
まずはワイルドカードの基本的な組み合わせから
下図は、ある植物販売店が作成した注文管理表だ。手始めにこの表で「顧客番号」に「P」を持つデータを検索してみよう。使用するのは「ホーム」タブにある「検索」だ。
「ホーム」タブの「検索と選択」ボタンにある「検索」を選ぶ
[画像のクリックで拡大表示]
「検索と置換」ダイアログが開いたら、「検索する文字列」に「P」と入れる。「次を検索」ボタンを押すと、「P」を持つセルが選択状態になる。ボタンを押すごとに次の該当データが選択状態になる
[画像のクリックで拡大表示]
次に、ワイルドカードの「*(アスタリスク)」を用いて、頭が「P」で末尾が「S」の顧客を検索する。「*」は任意の数のテキストを示している。下記のように検索する。
「検索と置換」ダイアログが開いている状態で、「検索する文字列」に「P*S」と入れる。アスタリスクは半角で入力する。「次を検索」ボタンを押すごとに、「P1124S」や「P303S」がヒットする
[画像のクリックで拡大表示]
ワイルドカードには「?(クエスチョンマーク)」も利用できる。「*」が任意の文字数だったのに対して、こちらはテキスト1文字を意味する。これを用いると「P」と「S」の間に、例えば3文字を持つデータを検索できる。
「検索と置換」ダイアログが開いている状態で、「検索する文字列」に「P???S」と入れる。クエスチョンマークは半角で入力する。「次を検索」ボタンを押すごとに、「P303S」や「P102S」がヒットする。「P1124S」などのように、「P」と「S」の間が4文字のデータはヒットしない
[画像のクリックで拡大表示]
この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です
日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。