Excelで丸バツを使わないチェックリスト、スマートかつ素早くセルを塗って識別
出典:日経クロステック、2021年10月21日
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
Excelでチェックリストを作成している人は大勢いるだろう。チェックリストでポイントになるのが、チェックを付けるセルの扱いではないか。よく見かけるのは、「○」や「×」をテキストで入力しているものだ。これはこれで問題ないのだが、ここでは「条件付き書式」を活用した、スマートで入力もわずらわしくないチェックの方法を紹介したい。
セルの塗りでチェックを表現
下図は予防接種の接種状況を一覧にしたものだ。接種は2度受ける必要があり、接種が済むと、「1回目」または「2回目」のセルに色を付けることにした。
この場合、セルを選んで塗りを選ぶ方法があるが、あまりスマートとは言えない。次の要領で「条件付き書式」を活用すると、入力作業が結構楽しくなったりする。手順は次の通りだ。
チェックを付けるセル範囲のC3:D9を選び、「ホーム」タブをクリックする
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「条件付き書式」ボタンをクリックして、「セルの強調表示ルール」から「指定の値に等しい」を選ぶ
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「次の値に等しいセルを書式設定」のテキストボックスに「1」と入力する。これでセルに「1」を入力したら、条件付き書式が働く。さらにこのダイアログで「書式」を設定する
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続いて上記ダイアログにある「書式」のドロップダウンリストをクリックして「ユーザー設定の書式」を選ぶ。ここで、条件(今回の場合、セルの値が「1」)に合致した際の書式を設定する。
「書式」の▼ボタンをクリックして、ドロップダウンリストから「ユーザー設定の書式」を選ぶ
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ダイアログが開いたら、まず、フォントの色を決める。元となる表がブルー系なので、ここでは、「色」を選んで中間色のブルーを選ぶ
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次に「塗りつぶし」をクリックして、セルの塗りを指定する。必ず文字色と同じ中間色のブルーにすること。以上の設定ができたら、「OK」ボタンを押す。「指定の値に等しい」ダイアログに戻ったら、さらに「OK」ボタンを押してシートに戻る
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